子供の頃 楽しませてもらった石ノ森章太郎作品は 思いのほか多い
仮面ライダー ゴレンジャー キカイダー イナズマン ロボット刑事 ロボコン・・ (ホントに多いなあ)
TVドラマで有名な「ホテル」や 時代劇 歴史など 氏の多彩さが窺える 多才である
その中でも 手塚氏の「火の鳥」同様 ライフワークといえる作品が 「サイボーグ009」である
私にとって 「火の鳥」とともに マンガと精神世界を繋げた決定的作品だ
実は そういう事に気づいたのはほんの数年前でありまして
当然のことながら すでにその手の研究本も存在しているようだ
そのうち手に入れようと思っているが 今のところは 数冊のマンガを元に
009の精神世界観を考察していく
(マニアではなくイカサマファンだね これでは)
どの作品にも言えることだが 私の場合幼少時は TV放映されている作品は
それがすべてと誤解 というか 原作の存在を知っていても なぜかマンガを読もうとはしなかった
故に大人になってから 何かのきっかけで読むというパターンが多い
そして原作と放映版の大きな違い 内容の深さに気づき びっくら仰天!
そう あまりに違いすぎるのだ
ストーリーや設定ということではなく 根底にあるテーマ あるいは 作者のメッセージ
まあ 当たり前といえば当たり前
あくまで子供用ヒーロー活劇 それを描いたところで理解出来るはずもなし
子供時代は 「正義は悪に勝つ」という
単純かつ普遍的構図を意識にとどめるというだけでよいという判断だろう
だが この「サイボーグ009」の真のテーマは 当然それを超越した壮大なものだ
この物語は 仮面ライダー同様 悪の組織によって改造されたサイボーグたちが
その野望に気づき 抵抗し反逆を起こして 戦い続けるという内容である
連載開始は1960年代 当時の東西冷戦やベトナム戦争などへの反戦意識
神話や古代文明 人種問題や文明社会に対する不信などのエピソードが多い
(詳しくはウィキペディア等をご覧ください)
そんな中 私を虜にしたエピソードがある
これがなければ 今こんな題材のお話はしていないだろう
「天使編」 「神々との闘い編」
”これを語らずして 009を 石ノ森を語れず”
と誰かが言ったか否かは知らぬが 今でも語られる異色の大問題作である
しかも未完である
連載は1969年
先ほどお話した 超越した壮大なテーマとは 実は この二つの物語に凝縮されていると私は考える
「天使とはなにか? 悪魔とはなんだろう? そして人類にとっての”神”とは・・・・・? その’正体’とは? また人類とは? その生とは? 死とは? 精神とは? 肉体とは? 愛とは? 憎しみとは? ・・・善とはなんだ? 悪とは?」
とは石ノ森氏本人の弁
これが物語のテーマで 彼自身の長年の疑問だと語っている
これはまさしく 精神世界であり 哲学 宗教(真の信仰)の根本ではあるまいか!?
しかし これが問題作になってしまった理由は 難解かつ複雑 意味不明な内容であること
それによる読者の反応に悩まされ 結果的に未完のまま放置されてしまったことなどであろう
確かに読んでみると 驚きの連続だ
たまたま私が 精神世界に足を突っ込んでいた故 惹かれたわけであって
そうでない人や子供には 到底受け入れられるはずもない内容だ
それはそうであろう それまでは 悪の集団と戦うスーパーサイボーグヒーローが
突然 とり憑かれたように 「神とは?」と語りだしたわけであるから
その描写も独特で 斬新 セリフもなく ただストップモーションのようなページがいくつも続いたりする
[天使編の一場面]
009たちが 雪山で 背中に羽根が生えた 天使(?)との会話
009 「ぼくらは知りたいだけだ! あんたたちが敵か味方か
・・・そしてほんとうに 神なのか!」
天使 「神っ フフ お前たちのいう神がどんなものかは知らないし・・・・・・」
「お前たち(人類)の造物主という意味でならその通りだ」
「お前たちを造ったのは我々だ! だが ”収穫”にきてみてガッカリした
あまりにも出来が悪い」
「だから はじめからやり直すことにしたのだ」
これはまさしく ゼカリアシッチンのいう 「古代シュメール文明の謎」のことだ
惑星ニビルからやってきた「アヌンナキ」が 人類を遺伝子操作によって 猿人から創生したというアレだ
(実際 上記のシーンにも猿人が登場している)
聖書の記述にも 「神は自分たちに似せて人間を創った」というのがあるね
蛇足だが ”人間”という言葉 誰がどんなつもりで作った言葉かは知らぬが
人という字の一画目”ノ”は 天から来た者 二画目は 地にいた者
そして その”人” の”間”が 人間・・・ てことは 元々人間は宇宙人?
こんな解釈もできるが 如何か?
石ノ森氏と同様 私も いろいろ研究を進めていくと 「神とは宇宙人なのか?」というところにぶつかった
創造主はともかく 他の神々とは 古代の地球に飛来した異星人で
古代人は天から降りてきた存在を ”神”と呼んだのではなかろうか? という説を支持する人も多い
物語はその後 サイボーグたちは 人類を創り直そうとする”神”の存在と戦うことを決心する
最大の敵に対し 001(超能力を持っている赤ん坊)が
彼らに”新しい力”をつけてあげると言った直後で 終わっている
ここでまさかの休止!
四ヵ月後 掲載雑誌を替え 天使編の続編(リメイク版) 「神々との闘い編」 が登場する・・・
が しかし これがまた・・・
ワタクシのお話も 続編へ・・・
デハ
追話
ひさびさの更新 忘れられていないか心配だなあ
音三郎と申します よろしくお願い致します
・・・念のため