府中・京王線沿線の家庭教師、戸田朝海です。
台風の影響で外がずーっと雨です。
夏の雨は気温が下がるので嬉しいですが
寒い時期の雨は苦手~(>_<)
まあ、雪が降るよりいいけど…
雪と言えば。
巷では南国地方よりも
雪に覆われる北国に住んでいる人の方が
毎年苦労に耐えているから根性がある
という説がありますよね。
聞いたことあります?
まあ、それが本当か嘘か
というのはともかくとして
「苦しみを乗り越えると強くなれる」
という考え方は、割と常識的に
みんな持っているような気がします。
「子どもは厳しく指導するべきだ」
という指導方針の方はおそらく
こういった考え方の持ち主
なのだろうと思われます。
それを否定するつもりはありません。
ただ、それに関して
私は過去の経験から一つ
思い出すことがあります。
それは私の父との思い出。
子どもってよく
自分が読んで面白かった本とか
見て面白かったTVのこととか
親に報告するじゃないですか。
そういうときの父の対応ね。
まず
「で? それの何が面白かったのか
ちゃんと説明してみろ」
と、その「面白さ」に対する
説明を求められます。
それも
・きちんと相手が理解できるように
・順序立てて
・理論的に
という要素が求められます。
これは子どもには非常~に
ハードルの高いプロセスですが
まあ何とかかんとか
頑張って説明するわけです。
するとね……
まず、
大~きなため息を一つ。
そして
「お前な、これが面白いって?
いいか、よく聞けよ……」
から始まり、
・それがいかに面白くないかということ
・それを面白いを思う私の感性がいかに下らないかということ
・そういうものを面白いとする世間の風潮がいかに偏っているかということ
・私の説明がその面白さをいかに伝えきれていないかということ
・私がそれについていかに正しく理解していないかということ
・私がいかに感性が鈍く、理解力・説明能力が低いかということ
こういったことを
それはそれは順序立てて理論的に
ズバズバと指摘してくれるわけですよ。
それはもう
一つも反論できないほど的確に。
最終的には
「面白いこと」を
分かち合いたかった気持ちは
しおしお~っと冷めていき
なんだか反省会みたいな雰囲気になって
終わるわけです。
多分ね。父的には
別に嫌がらせのつもりは
全くなくて
単に、
これくらい厳しくした方が
本人の理解力も説明能力も
鍛えられていだろうと思って
純粋に教育のことを考えて
やってくれたのだろうと
思うんですよ。
でもね。
じゃあ、これで私も弟も
「よし! 次はお父さんに面白いと
言ってもらえるように、頑張って説明するぞ!」
と思ったかというと、そうじゃないんですね。
私も弟も
だんだんと父に「面白いこと」を
報告しなくなりました。
はい。
そりゃそうでしょ?(笑)
「厳しいことを乗り越えれば成長する」
これは正しいです。確かに。
高い壁を努力して乗り越えたときに
力がつきますし、人は成長します。
これは確かです。
ですから
「敢えて厳しい課題を与えて成長を促す」
というやり方を、好んで取る人も多いです。
「獅子は我が子を千尋の谷底へ」メソッドね。
割と男親(おとーさん)に
これを好む人は多い気がします。
気持ちは何となくわかる気がしますが(笑)
でもね、
このやり方で谷底へ突き落されて
這い上がってくるのって
・もともとすっごくやる気満々の子
・その崖を登ることに強い目的意識を持っている子
だけです。
つまり、元々
「私はもっと強くなりたい!
だからもっと力をつけるための課題を
与えて下さい! お願いします!」
という子か
「私が望みを叶えるためには
何としてもこの壁を乗り越えなければ
ならない! 絶対に登ってやる!」
という子。
こういう子であれば
厳しさをバネにして飛躍的な成長を
遂げてくれるはずです。
しかし、
・最初からやる気のない子
・それをやることにメリットを感じない子
に関しては
「これをやりたければ、壁を乗り越えてみろ!」
「覚悟がないのならやめてしまえ!」
などと言ってみたところで
「あ、じゃあ別にいいです」
「わかりました。やめます」
となるだけですよね。
厳しい指導がダメだとか
言いたいわけではないです。
「厳しい」指導と「優しい」指導
どっちがいいか、悪いか、という
話ではありません。
大事なのは「使いどころ」です。
このやり方は
今のこの相手の、この状況に
合っているかどうか?
それをよく見極めて使うことが
大事です。
でないと
せっかくの愛情も、情熱も
相手に届かないばかりか
逆効果となってしまう
ことがあるのです。
上のは一例でしたけれども、
割とよくある話ではないかと思います。
初めてうちのパパンの話をしましたけれども
別に父を批判する目的で
こんなことをお話したわけではありませんからね。
本人の名誉のために断っておきますが…(^_^;)
結構、強烈でわかりやすいんじゃ
ないかと思って(笑)
戸田朝海でした~(^ε^)♪
↓ランキングに参加しています。
よろしければ、ポチッと応援お願いします☆彡

よろしければペタと読者登録もお願いします(*^_^*)

