こんにちは。勉強のケアレスミスをなくす家庭学習アドバイザーの中村千春です。
新年明けて、ずいぶん経ちました。
年末年始にいろいろありまして…
ようやくブログを書けるようになりました。
今年もよろしくお願いします^^
私が講師をしている、学研プロムセンター教室は、年末年始9日間がお休みでした。
学研教室では、1日に算数1枚、国語1枚の宿題が出るので、計18枚の宿題がありました。
宿題で間違えたところは、次回100点になるまでお直しをします。
学習の最後に、プリントチェックがあるので、どの生徒さんも、お正月明けは、いつもより時間をかけて頑張っていました。
1人の生徒さんが「終わりました!」と、やって来て、プリントを確認すると…
ん? 枚数が足りない。
「カバンの中に、プリントが入ってないかな?」
確認するも、見つからず。
やることがたくさんあって、やりたくない気持ちになることは、誰にもあります。
でも、ここで見逃してしまったら、適当に言い訳したら、なんとかなると学習してしまう。
それは、この先、壁にぶつかるたびに、まず逃げることを選択するようになる。
そして、逃げる自分に罪悪感を感じて、自分を責めてしまう。
私の生徒さんには、そうなって欲しくないと思いました。
そこで、このように話しました。
「これだけは覚えておいて欲しいんだけど、プリントの数をごまかすことは、自分に嘘をつくことになるんだよ。」
さようならのあいさつをして、その後全員の学習が終わり、片づけをしていると、その生徒さんが教室へ戻って来ました。
「カバンのファイルの中に、プリントが残っていました。(教室で)残りの学習をしてもいいですか?」
おうちで、お母さんとお話をしたそうです。
子どもの話を聞いて、もう一度教室へ行くよう話してくださったお母さん。
勇気をふりしぼって、教室へ戻って来た生徒さん。
なんて素敵な親子なんでしょう!
失敗は、誰にでもあります。
子どもなら、なおさら。
「なんでプリントをごまかしたりするの! もう二度としちゃダメよ!」
叱るだけで終わってしまうと、子どもには、怒られた嫌な気持ちしか残りません。
「失敗しちゃったね。どうしたらいいかな?」
子どもに問いかけ、次にどうするかを親子で一緒に考えて、行動できたら、同じ失敗は防げるようになります。