映画「De Hel van '63」(2009) | mikinの勉強部屋

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先日ビデオで見た映画「De Hel van '63」(The Hell of '63)はオランダ映画です。日本では未公開のようですね。
この映画は、すべてが凍りつくような激寒の年にのみ開催されるエルフステーデントクトというスケートレースを題材にしたものです。オランダのフリースランド地方の11の町をスタンプラリーのようにつないで、運河や湖に張った自然の氷の上をスケートで滑って、完走するレースです。レースに耐えうる自然氷ができるのはそう頻繁にはなく、エルフステーデントクトが開催されるとなると、オランダ中がお祭り騒ぎになります。しかし、最近は温暖化の影響もあって、1997年以来、開催されていません。
このレースは全長200kmの距離で、丸一日の間に完走しなければなりません。18歳以上なら誰でも参加できますが、過酷なレースで、完走者は完走メダルがもらえ、かなり名誉なこととなります。
映画は1963年のエルフステーデントクトの実話を元にしたもので、このレースは史上最も過酷なレースとなりました。寒冷前線の活発化により、悪天候が加速化し、1万人が参加しましたが、ゴールできたのは69人だけでした。
オランダの演劇は舞台が中心で、TVドラマや映画は製作本数が少ないので、それを専門にしている役者さんは少ないです。そういうこともあってか、オランダのTVドラマや映画を見ると俳優の演技がいまいちだと思うことも多いです。舞台をやっているような、大げさで、大声でセリフを言うタイプの演技です。まあそういう面もありますが、この映画は、史実を元にしていることもあって、オランダの厳しい自然、特徴のある町々、オランダ人気質を感じ取るのにはとても良い映画で、また一種のドキュメンタリーとして見ると楽しめます。