連結会計に苦手イメージを持っている方は
とても多いです。
簿記学習者を対象として
アンケートを取ったら、
最も嫌いな分野のベスト5に
コンスタントに入っていそうですね。
そんな難しいとされる連結について、
なぜ連結が難しく感じるのか、
計算構造の面から考察いたしました。
いちばんの制約条件は、
「各グループ会社の個別決算書をベースに
連結財務諸表を作成する点」にあります。
会計帳簿が閉まった後の『帳簿外』の手続きとして
連結決算が行われるため、あたりまえですが、
連結修正仕訳は各会社の主要簿(仕訳帳・総勘定元帳)には
まったく反映されません。
したがって、時を経れば経るほどに、
各社の個別決算数値と連結上の数値は
どんどん乖離が大きくなります。
また、個別決算の数値をいったん強引に
単純合算するため、そこには膨大な
連結企業間取引から生じる不純物が
存在します。
連結を難しくしているのは、
単純合算をいったんしてから、
果てしなく不純物(内部取引・未実現利益など)を
取り除いていく作業が延々と続くところにあるのですね。
「いったん子会社株式と子会社資本等を両建てしたかたちで
ガッチャンコしてから、いらないものを延々と控除していく…」
そうではなく、本動画では、
「親会社の個別(子会社株式抜き)」に、
営業譲渡を受けたかの如く、現金で子会社の事業を
買収した体裁で、単純な足し算の形によるプロセスを示してみました。
伝統的な連結の手続とはまったく異なるプロセスですが、
こういった違う視点でいちど連結作成過程を見ておくことは
特に連結を苦手にされている方にとっては、
有効なヒントの一つになるかな~と思います。