今日は、以前専門学校で簿記検定の講師をしていた時の
お話をいたします。
この方は珍しいパターンの受講生さんでして、
そもそも簿記検定の合格を目標としていませんでした。
「わたし、簿記検定はうけませんから」
受講初日にこのセリフをご本人から聞いたとき、
一体何を言われているのか、一瞬わかりませんでした。
普通は合格したくて専門学校に来るものだと思っていたので、
これはかなり衝撃的でした。
理由を聞いてみると、
学生からすぐに結婚したので、
社会経験がないので
ビジネスのことを知りたいのと、
これから株式投資をしたいので、
会社の業績を理解できるようになりたいという
意識があったようです。
そういった印象的な出会いがあったので、
その方のことは一年後もよく覚えていました。
そして一年後、株式投資に簿記の知識が
しっかりと生かされます。
このように、そもそも簿記の勉強をすることで
資格試験に合格するという成果の他に、
ビジネスの知識が深まる、
キャリアアップにつながる、
就職・転職に有利になる、
投資に必要な数字の基礎知識が手に入る、
などのいろいろなメリットがあることがわかります。
やはり、社会を生きるための知のインフラとして、
できれば若い時から広く学んで欲しいなあ、と
思いますね~。
それがキッズBOKIというコンセプトを始めた
おおきな背景と言えます。
今日は、久しぶりに昔話をしながら、
そもそも簿記ってなんで学ぶのか、
こういった根源的なテーマについて
考えるきっかけとしてみました。