「デモあり原発再稼働」と「デモなき消費増税」の共通点と違い 3 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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これが、消費増税に対して、人々がデモという形で
行動を起こすに至らなかった大きな原因だと考えています。


経済的な政策については、難しいと思われがちですが、
命がかかると思えば、たとえ微分積分だってだれもが
死ぬ気で理解しようとするはずですよ。

(例)今日から1週間以内に微分積分の計算問題ができる
ようにならなかったら殺される、という事態になったら?

たぶん、徹夜してでも死ぬ気でマスターしようとするでしょう。
もう、へ理屈抜きの問答無用状態です。

これが、LF8の欲求のすごさなのですね。


いずれにせよ、

大飯再稼働問題と消費増税問題は、
「政府が事前の安全確認策にかんする準備が不十分にも
かかわらず実行に踏み切ろうとしている」
という点では、まさに共通していますが、

それが人々に訴えかける欲求のレベルが

「生物学的に抗えない欲求」に対してなのか、

「後天的な欲求」に対してなのか、

によって、人々の取る行動がまったく異なってきた、
ということです。

いずれも、後世になって、現在の意思決定者たちは
いかなる決定に対しても責任を負うことはないでしょう。

時の「目立つ為政者」の判断ミスがもしもあったとしても、
そのツケを払わされるのは、いつだって現場で「目立たず努力」
している無名の人たちなのですから。


柴山政行