「デモあり原発再稼働」と「デモなき消費増税」の共通点と違い 1 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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今朝のYahoo!ニュースで非常に興味深い写真が見られます。


<大飯再稼働>ネットで集結「反対」…官邸前に人の波
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000090-mai-soci.view-000


ふだん、政治活動にはめったに集団行動をおこさない国民性を持っていますが、
さすがに「堪忍袋の緒が切れたぞ!」という印象です。


大飯再稼働に対する不満の大きなポイントをひとつ上げるとするならば、

「十分な事前検証と対策がないまま、行動に踏み切る」という

政府の行動パターンですね。


原発が稼働しなければエネルギー不足が深刻になる、
という結論は理解できます。

しかし、問題なのは、「いざというときの安全対策が十分に
準備されていない」のに、またぞろ「エイヤ!」で見切り発車しよう
とするこの政党の体質です(ほかの政党も似たり寄ったりかも
しれませんが)。


「準備不足で見切り発車」→「後で想定外の事態」→「やっぱダメだわ」


そして、原発の場合、想定外の事態が起きてそれへの対応を
誤った場合、へたをすると国民の健康に壊滅的な被害を及ぼす
危険があるから、軽々に判断できるものではないのですね。

まさに、「国家戦略的な見地よ、いずこへ」
ということです。

福島の「事前安全対策不足」のわだちを、思いっきり再度
踏み込もうとしているわけです。


それは国民が怒ります。

で、日本ではめずらしいデモが…。


しかし、ここでちょっとまってください。


将来の国民の○○に壊滅的な被害をもたらすかも知れない…
しかも、もっと確実にやってくる可能性の高い事態って、
ほかにありませんでしたっけ…


そうそう!

消費増税です。

あれも、事前検証が不十分で、
少なくとも過去2回の消費増税後の急激な
税収落ち込みに対する事前対策を練っているとは思えない
状態で、また3度目の過ちを犯す可能性がたかい…。

国民の今後百年の経済生活に致命的な打撃を与えかねない
重要な判断なのに…

しかし、こちらはデモどころか、国民の間から
表立って非難の声があがりません。


これはどうしたことでしょう。


(次の記事に続きます)

※約1時間後に配信いたしますので、今少し、お待ちいただけますと幸いです。