【連載】数字が苦手でも会計士になれたユニーク学習法 44-2 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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 こんなことがありました。(話は脚色していますが、ご了承ください。)

 大阪に住むある個人の資産家Y氏が出資している、㈱A(本社は東京)という会社の一部門に、文化事業部がありました。こんど、この文化事業部をもとの会社から分離し、5千万円の資本金を事業資金として、新たに文化事業を専門に行う㈱B社という会社を設立することになったのです。

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そのさい、その資産家の方と㈱A社で、資本金の半分、すなわち2,500万円ずつを出すことにしました。つまり、㈱B社の出資者(株主といいます)は、資産家のY50%と㈱A50%の構成になります。


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ここで、株式会社の設立の手順について、ごく簡単に触れておきます。まず、①会社の名前である「商号」、何をするかという「営業目的」、当

初の開業資金となる「資本金」や本店の住所などについて決めます。

次に、②役員と出資者(株主)を誰にするか決めたら、会社設立の日の数

日前には、5千万円全額の払込が確実に行われるよう、入念に先方の資金繰り状況について打合せします。

 一般に、会社を設立する日は、縁起をかついで「大安の日」を選んだりすることが多いのです。結婚式の日取りを決めるみたいで面白いですね。

 あるいはこんな方もいらっしゃいました。

「語呂がいいので、平成11年11月11日に会社を作ってください」

この依頼は、4日前の11月7日の夜にあった話です。この時は、ずいぶんとあわてたものです。今では笑い話ですが……


(つづく)