○ 株式の取得
株式というのは、「株式会社に対する出資者(株主)としての地位」です。
いいかえると、「その会社の出資者」としての肩書きですね。
で、その肩書きのあかしとなる証書が、「株券」なのです。
また、株式という地位に基づく権利として、次の2つが大事なので、ここで
覚えておきましょう。
1.株主総会に出席して、意見を述べたり、決議に参加する権利。
2.会社に利益が出たら、その範囲内で、配当金を受け取る権利。
上記の1番目の権利を、経営参加権なんていったりもします。
ここで、簿記上かんけいがあるのは、2番目の配当金を受け取る権利ですね。
以前に、lesson.009でご紹介した、「株式配当金領収証」です。
なお、このようにさまざまな権利を保障されている「株式」は、それ自体、
経済的に価値があるわけです。
また、未公開企業は一定の制限があるにせよ、それ以外は、株式の譲渡は
自由に行えます。
したがって、簿記の世界では、株式の取得を、「有価証券」という財産の
取得ととらえ、資産の増加として仕訳・転記します。
これが、結果として、いわゆる「財務諸表(決算書)」という、会社の
会計情報に反映される訳ですね。
(つづく)
