つぎに、総資産がA社の半分で、おなじ経常利益を
あげているB社があるとします。
*****バランスシート(B社)
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(資産)****|(負債)
現金預金1000|省略
売上債権1000|
棚卸資産1000|(純資産)
固定資産1000|省略
****---|
総資産*4000|
****===|
*****損益計算書
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売上高*******6000
売上原価******3300
*:**********:
*:**********:
経常利益*******320
こんどは、おなじ320万円の利益を獲得するのに
4000万円の総資産しかかかっていません。
ROAは320万円÷4000万円=8%です。
この結果、B社のROA8%はA社のROA4%の
2倍なので、B社の経営効率は、財務分析上、
A社の2倍良いということがわかりました。
このように、同じ利益を上げるのにも、
より少ない資産を使ってあげた方が
経営効率が良いだろう、という考えの下で
算定される財務指標として、ROAがあるわけです。
今回の日経記事では、
財務効率という観点から、
小売業の平均値が他の業種よりも高かったと
言っているわけですね。
ROA上位の上場小売企業の例は次のとおりです。
1位:スタートトゥ…38.6%
2位:メガネトップ…27.8%
3位:あさひ…24.8%
4位:ABCマート…24.6%
5位:ニトリHD…23.0%
靴のABCマートや家具のニトリは、
一時期、よく経営勝ち組企業のモデルとして
雑誌や新聞でとりあげられていましたね。
会社の経営効率を示す代表的な指標としてのROA、
この機会に覚えておきたいところです。
柴山政行
関連サイト→ http://bokikaikei.net