【連載】数字が苦手でも会計士になれたユニーク学習法 42-2 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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約束の面接は、電話があってから2日後の昼過ぎでした。

 「どうも、はじめまして、所長で税理士の〇〇です。僕の隣にいるのは、副所長で人事を担当している××です」

 「柴山と申します。よろしくお願いします」

 ひとしきり、初対面のあいさつが終わると、さっそく所長さんが切り出してきました。

 「履歴書を拝見すると、監査法人に5年近くお勤めだった、ということですが、お仕事は主に監査業務の補助をなされていたのですか?」

 「はい。そのとおりです」

 「そうですか。監査業務の過程で、法人税の申告書を扱うことなどはあるのでしょうか」

 「ええ、決算業務の監査を行うさいに、会社で作成した申告書を見て、計算過程をチェックすることはあります」

 「なるほど…実は、うちのお得意さんでも、ある程度の規模の株式会社が結構あるので、そういった面では、大企業の税務を見られていた、というのは好都合ですね」

 そう言うと、所長さんは、ゆっくりとお茶を口に運びました。

 そのとき、いちどは、これはいいかも、という感触を得たのですが…

 「ところでですね」

 私が書いた履歴書の資格欄を見ながら、おもむろに所長さんの口が開きました。

 「柴山さんの経歴を見ると、公認会計士の資格が記載されていないのですが、試験はお受けにならなかったのですか?」

 きたか、と思いました。


(つづく)