Lesson-40 監査の現場はノウハウの宝庫
公認会計士の監査の対象となるのは、たいていが大企業です。したがって、お邪魔する会社の規模が大きいため、当然のこととして、日常的にさまざまな出来事が起こります。
何億円もするような製品の販売、新規の取引相手に対して行う信用調査、株や債券などの有価証券の売買、不動産の譲渡や賃貸借、会社の合併、取引先の倒産による売上代金の貸倒れ、はたまた従業員による会社のお金の使い込み、などなど、数え上げたらきりがありません。
監査人は、これらさまざまな企業活動にかかる生の資料を、監査業務の過程で見ることができます。これは、とても貴重なノウハウなのです。
実際のところ、あちこちの会社に行くと、次のような質問をよく受けます。
「我が社の業務レベルは、他社に比べて、どの程度なのでしょう?」
「このような取引は、当社では全く初めてのことなのですが、他の会社ではどのように対処しているのでしょうか?」