Lesson-37 公認会計士試験の知識は役に立つか?
公認会計士2次試験は、100人のうち6人~7人くらいしか合格しない難関試験ですから、当然、これを突破するためにかなりの勉強をします。
そうして苦労して身に付けた知識や理論が、実際の監査業務やコンサルティング業務に、どれくらい役立つのか、これから受験しようとしている方には少なからず興味があることと思います。
私は、2次試験合格後、監査法人に就職しましたので、まずは監査の現場でいろいろな場面に出くわしました。
そこで、私が上司や監査先の担当者から質問を受けた事項の一例を、ここに挙げてみましょう。
「柴山君、改正後の商法では、この規定はどうなっているんだい?」
「柴山先生、我が社が先日行った取引の会計処理について、ひとつ、相談があるのですが……」
「先生、我が社の内部管理のシステムについて、監査の理論に照らして、何か問題点があったら教えていただけないでしょうか?」
「今年の会計基準の改正で、当社が、財務諸表の作成に当たって注意しなければならないポイントは何でしょうか?」
ほかにも、例をあげればきりがないのですが、上記の質問の内容をよく見てみると、どれも2次試験の受験勉強の過程で身に付けてきた知識の範囲内のことを尋ねられているに過ぎないことに気付きます。
(つづく)