【連載】数字が苦手でも会計士になれたユニーク学習法-15-2 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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ロビーにいる人の動きが慌しくなりました。どうやら、そろそろ合格者が発表されるようです。

 エレベーターに乗り、発表場所へと近づいていきます。

 目的地に到着し、皆が一斉にエレベーターを降りました。

 掲示場所には、まだ合格者名簿は張られていません。そこには、狭いスペースに何人もの受験生がひしめき合っています。

 やがて、係の方が、合格者を掲示するべくやってきました。かたずを飲む瞬間です。

 人だかりが静まり返ります。時が止まったようでした。

 合格者が掲示されました。しかし、目の前は混雑していて、容易に近づけません。仕方がないので、少し人が減るのを待つことにしました。

 3~4分もすると、何とか割って入れそうな状況になりました。

 掲示場所に歩み寄る途中、ガッツポーズをするもの、ハンカチで目を拭うもの、明暗さまざまに私のそばを通り過ぎていきます。

 

 「あった!」

 自分の名前と受験番号を見つけました。

 不思議と気持ちは穏やかです。

 「とりあえず、もう2次試験の勉強をしなくて済むんだ」

 それが最初の感想でした。

 どこをどう通ったかは覚えていません。気が付いたら大手町の駅の改札前にいました。公衆電話が目に入ったので、まずは入院中の親に連絡を入れました。

 「おめでとう。これで病気も早く治るよ」

 

 とにかくこれで、少しは親も安心してくれるでしょう。

 やはり、肩の荷が下りた感じです。

 

 私は、家に戻ると、また少し眠りました。

 ずいぶん長く感じましたが、まだ1日の半分も終わっていないのでした。



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