Lesson-10 時として、失敗体験談の方が参考になることもある。
成功体験というのは、実は人によって千差万別です。
100人の成功者(合格者)がいたら、それこそ100通りの「こうすれば成功(合格)できる」という道筋があるのですね。
しかし、失敗体験と言うのは、あんがいパターンが限られています。
そのほとんどが次の3つのいずれかによる原因なのですね。
レベル1「時間配分を間違えて、取るべき問題に取り組めなかった」
レベル2「合格するために取るべき問題をイージーミスで落とした」
レベル3「そもそも、取るべき問題を解く能力すら不足していた」
その時の試験の難易度によってですが、不合格者の6~8割程度はレベル3が占め、その残り半分をレベル2とレベル1で分け合うという感じです。レベル3がもっとも程度の低い不合格です。レベル1が、本当は合格する力が十分あるのに落ちてしまったという、一番もったいない不合格のしかたです。ちなみに、レベル2も、レベル1ほど高くありませんが、合格する可能性は、おおむね5分5分前後あります。
受験勉強を始めてわずか一年の間でしたが、東大君をペースメーカーにした勉強法がズバリ当たって、ほぼ合格可能圏にまで到達していたので、その時の私の実力はおそらくレベル2でした。
つまり、合格の可能性が5分5分くらいはあったレベルのです。
ただ、イージーミスを繰り返す、ということは、まだ基礎力が完ぺきではなかった、ということの裏返しでもあります。
合格可能圏に持っていくには、まずレベル2を、合格確実になるにはレベル1の段階を超える必要がありますが、レベル1は、実践練習の数でだいたい克服できます。
合格体験記には、このあたりの不合格要因がわからないのですね。
だから、可能ならば他人または自分の失敗談をきちんと分析することも、失敗しない勉強の方向付けをするにあたっては、すごく大事になります。
…次に、私が受検一年目に失敗した時のお話をしましょう。