昔、MBAを取得したいと妻に相談したところ

「あなたに投資するのと、(生まれたばかりの)長男に投資するのと
 どちらが費用対効果があるの?」

と素朴に言われた苦い経験があります。。。(なんとか取得させてもらいましたが^^;)


さて、、、


日経新聞朝刊のコラムの続きです。


「教育をデータで斬る(4) 幼稚園が将来収入を左右」


「教育は成績以外の影響を及ぼすのか」というテーマです。


米国でのデータによると、

〜引用〜

「幼少期の学級が、大人になってからの収入などに大きな影響を与える」ことがわかりました。幼稚園で、すご腕の先生や、賢いクラスメートと一緒に、少人数のクラスで育った子は収入が高くなっていたのです。

具体的には、20人学級の教育の質を1年間で10偏差値分だけ向上させれば、生徒の生涯収入が現在価値に割り引いて約400万円上がることがわかりました。どんな幼稚園で誰と過ごすかが、子どもの未来を左右するのです。


〜引用終わり〜

とのことです。

つまり、「教育の効果は、成績だけでなく、長い目で見た際の収入にも影響がある」とのことです。


記事では、「幼稚園」が取り上げられていますが、小学校や中学校なども含め、子どもの年少段階で教育が与える効果を示すものだと思います。


昔、妻が直感的に感じていた疑問は正しかったのか、、、

 

私のことはさておき、、、

 

何れにしても、中学受験のプロセスでの濃密な経験と、入学後賢いクラスメートや凄腕の先生に囲まれた時間は、将来プラスに働くと信じて(二月の勝者ならぬ)「課金ゲーム(?)」をしていきたいです^^;。
※うちはサピオンリー課金です

3日連続で書いたこのシリーズは、私のブログでは一旦終了しますが、「教育をデータで語る」というのは、数年前から書籍も出ているので、興味がある方は是非!


ではまた^_^
 

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昨日ご紹介した日経新聞朝刊のコラムは、本日も続きがありました。
 

 

「教育をデータで斬る(3) 民間の力が持つ効果」

 

 

内容としては、
 

昨日は、「有名校に入っても将来の成績に影響がない」という事実でしたが、

本日は、「逆に良い学校に入った効果が証明されている」という例でした。

具体的には、民間公立校として公立学校の運営を民間に委ねた場合、成績や成果に応じた報酬を与える仕組み(=市場原理主義)が機能し、成績向上に効果的であったという例が挙げられています。

 

純粋な公教育と比べるとそりゃ当たり前だわな。。

 

 

という結果です^^;


長男が入っている「運動会で有名な御三家」は私立ということもあり、(報酬制度までは分かりませんが^^;)運営されている先生は生徒の成長(単位的な学力偏差値だけでなく、中長期的な子どもの成長)をしっかり見ていただいているのではと実感しています。

 

したがって、あくまで個人的な意見ですが、御三家を目指すのは意味がない、とは全く思っていません。
 

ただし、大学付属の学校はどうなのでしょうかね。

大学という学歴をストレートに求めるのか(最近ではこのケースが増えているように感じます)、受験に左右されずじっくり時間をかけて子どもの成長を見守るのか、メリット/デメリット双方あると思います。が、自分も子も経験がないため、この点は分かりません^^;。

 

学校に何を求めていいのか、求めすぎるのはいかがなものか、が本コラムで問われている気がします。


明日は、教育が目先の成績以外にどのような影響を及ぼすのか、というテーマとのことなので、楽しみにしています😀


ではまた^_^

 

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本日の日経新聞朝刊のコラムに

 

 

「教育をデータで斬る 学歴に意味はない」

 

 

という記事が掲載されていました。

 

 

〜引用〜

 

舞台はシカゴです。この街には入学が難しい有名公立高校が10校ほどあります。これらの学校にギリギリで合格した生徒と、ほんのわずかに点が足りず不合格となった生徒のその後を比べます。ギリギリで受かるか落ちるかは偶然に近いと考える自然実験です。

 

両者の米国版センター試験の成績を比べたところ、有名校に入っても普通の高校に入っても違いがないことがわかりました。有名校の生徒はその学校のおかげで成績優秀なのではなく、そもそも成績優秀な生徒が有名校に入っているだけ、という残念な結論です。

 

ニューヨークやボストンの有名公立高、ハーバード大やエール大のような有名私大でも、成績や収入を伸ばす効果は普通の高校・大学と大差ないという研究があります。有名校に入っても学生の未来が明るくなるとは限らないのです。

 

〜引用終わり〜

 

 

米国のデータということですが、「中学受験で、子どもに高学歴を!」と思っている私たち親からすると、非常に興味深い記事となっています。

 

長男が入っている「運動会で有名な御三家」を見ていると、(長男も含め^^;)全ての生徒が優秀であるとは限らないが、優秀な生徒同士が協働したり切磋琢磨する「場」が意図的に仕掛けられており、その中で生徒の能力を伸ばすことができている(学力のみならず、生きる力も)のではと感じています。

 

ただし、もちろん、中にはそういう環境になじまない生徒も一定数いるとは思います。

 

 

「学歴」という表面的なモノサシで見る危険性は親としても認識しておく必要はあると思いますが、だからと言って「高い学歴が意味がない」という訳ではない(学歴が高い学校を通じて、優秀層が切磋琢磨し、互いに成長する例も十分ある)とは思っています。

 

なお、中学受験について言えば、偏差値というレベルだけでなく、校風や共学/男子校/女子校など、子どもがその学校に「合う」「合わない」という点も重要だと考えています。

(したがって、我が家では、学歴オンリーで考えるのではなく、その子にあった学校を選ぼうとしています)

 

 

「学歴に意味はあるのか、ないのか」という本質は、記事にもあるように、日本ではエビデンスとなる実データは取りづらいため、議論が難しい話だとは思います。。。

 

 

答えがなくてすみませんが、皆様もこの記事を読んで、いろいろ考えてみてはいかがでしょうか。。

 

 

ではまた^_^

 

 

 

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