昔、ある映画プロデューサーの方から聞いたお話。
画家のピカソのお話。
。。。。。。。。。
ピカソがレストランで食事をしていた時、
ピカソの大ファンである店主が
「絵を描いてほしい」と頼みました。
ピカソは快く引き受け、
5分ほどでササッと店主の似顔絵を描いたそうです。
店主は大喜び。
ピカソにお礼をしようと
「お代はいくらか?」と尋ねました。
ピカソは
「サービスで描いたものだからお金はいらない」
そう言いました。
でも、店主はどうしてもお礼がしたかった。
改めて、
「お代はいくらですか?」
そう尋ねると、
ピカソは「法外な値段」を店主に突き付けました。
その額を聞いて、店主はビックリ。
思わず、
「たった5分の絵で、そんな値段はありえないだろ!」
と口が開いてしまったのです。
それに対してピカソはこう返しました。
「確かに私がこの絵にかけた時間はたったの5分。
でも、この線を描けるようになるまでに40年かかったのです」
そう、答えたのです。
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いい話だ!
この話を聞いたとき、感動しました。
ピカソが絵を描いた時間はたったの5分。
されど、その「5分」には
ピカソの「40年の努力の積み重ね」が
反映されているのです。
自分の10年後の「1分」を限りなく高価なものにするために
これからの10年をどう生きるか。
それを考えさせてくれるお話です。