■スターバックスの原動力 | 「やる気メキメキ」講座

「やる気メキメキ」講座

夢を持っている人、
夢のために学んでいる人、
勉強のやる気がでない人、
決断で迷っている人、
そんな方への「やる気が出る講座」です!


スターバックスコーヒーは


ご存知ですよね。






1971年に1号店がオープンし、


現在では世界54カ国で


16000店以上、出店されているそうです。






日本でも900店を超えるほどまで


成長しました。






ところで、


なぜ、スターバックスは


ここまで大きく成長することができたのでしょうか?






今回は


スターバックスコーヒーのCEO、


ハワード・シュルツが


カフェを始める


きっかけとなった昔話を紹介します。








↓「スターバックス再生物語」より一部抜粋↓



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コーヒーがもつ


魔法の力を本当に知ったのは、


イタリアのミラノを訪れたときだ。






その訪問が種となって


現在のスターバックス・コーヒー・カンパニーが


花開いたのである。






ある日の朝早く、


わたしは小さなバールに立ち寄った。






「ボンジョルノ(おはよう)」






カウンターの向こうから、


年配の痩せた男性が声をかけてくれた。






まるでわたしが


なじみの客であるかのように。






そして、優雅に、


正確な動きでコーヒー豆を挽き、


ミルクを泡だて、


エスプレッソを抽出し、


カプチーノを作り、


カウンターに並んで立っている客と言葉を交わした。







小さな店にいる誰もが


知り合いのようだった。







毎日交わされる


日常の儀式なのだろう。








「エスプレッソかい?」






カウンターの中の男性が


わたしに向かって言った。







わたしはうなずいた。







男性はわたしのために


儀式を繰り返した。






エスプレッソマシーンが


シューっと音を立ててうなった。






男性は顔を上げて笑みを浮かべた。








わたしは思った。







これは仕事ではない。


彼が情熱を傾けているものだ、と。







"バリスタ"と呼ばれる


イタリアの上品な紳士が、


ブルックリンの学校の運動場でサッカーをして育ったわたしに、



わたしのために作ってくれたコーヒーを


白い陶器のデミタスカップに入れて渡してくれた。







言葉にならないほど感動した。






ここはただのコーヒーを飲んで


一休みする場所ではない。






劇場だ。






ここにいること自体が


素晴らしい体験(エクスペリエンス)なのだ。






バリスタの熟練した技、


人と人とのつながり、


淹れたてのコーヒーの温かい香りと


心を浮き立たせるような風味は


私の心を震わせた。






胸がどきどきしたのだ。






私の未来と


スターバックスの未来が見えたような気がした。





       (「スターバックス再生物語」より一部抜粋)





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この後、


1986年にハワード・シュルツは


アメリカでコーヒー会社を設立します。





「イタリアで経験した


"感動"を


 誰かと共有したい」







この想いが


スターバックスが現在のようになる


きっかけでした。






この想いが


その後のスターバックス飛躍の


原動力となりました。






でも


どうして、


ハワード・シュルツは


「感動を共有したい」と思ったのでしょうか。








それは・・・




「感動」とは


「共有するもの」だからです。






「サツマイモ」は


「焼イモにして食べる」と最高です♪





「ビール」は


「冷やして飲む」と最高です!!






それと同じように、


「感動」は


「誰かと共有する」と最高だからです。






美味しいラーメン屋さんを


見つけたら


誰かに紹介したくなります。






いい音楽を聞いたら


誰かに聞いてほしくなります。






ビックリするような


ニュースを聞いたら


すぐに誰かに話したくなります。







人は感動すると


それを共有したくなるのです。






「感動を共有すること」は


「人の喜び」です。






「この感動を誰かと共有したい!」







そのエネルギーが


今日のスターバックスの原動力なのでしょう。






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The miracle is this -


the more we share,


the more we have.


Leonard Nimoy





奇跡的なことに、


私たちは人と共有すればするほど


より多くを得ることができる。


  レオナルド・ニモイ





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「感動」を


誰かと共有してみませんか?










参考文献


「スターバックス成功物語」


ハワード・シュルツ、ジョアンヌ・ゴードン 著 月沢李歌子 訳


"Onward"


Haward Schultz, Joanne Gordon 著





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