■人生を左右するもの | 「やる気メキメキ」講座

「やる気メキメキ」講座

夢を持っている人、
夢のために学んでいる人、
勉強のやる気がでない人、
決断で迷っている人、
そんな方への「やる気が出る講座」です!



今回は


「人生を左右するもの」


について


書かせていただきます。







「人生を左右するもの」







それは、


「セルフイメージ」


です。






セルフイメージ。






自己実現の本などで


よく出てくる言葉です。






簡単に言えば


自分のことを


「どんな人間だと思っているか?」


という


「イメージ」です。






もちろん、


イメージですから


本当にそうだとは限りません。






本当は


能力が高い人なのに


自分はダメな人間だと思っている人もいるでしょう。





本当は


能力が低い人なのに


自分はすごい人間だと思っている人もいるでしょう。






セルフイメージは


しばしば「勘違い」であることがあります。






ところが、


たとえそれが勘違いであったとしても


セルフイメージはとても重要なのです。






なぜ、


セルフイメージはとても重要なのか。






それは、


長期的にみれば


人は「自分が思った通りの存在になる」


からです。






ひとつ、


僕の好きな話をします。






「スイッチ」という本に


こんな話が紹介されています。






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アメリカの


ある小学校に


クリスタル・ジョーンズという


女性の先生がやってきました。





ジョーンズ先生は


新一年生を担任。






ただ、


この新一年生たちには


大きな問題がありました。





この新一年生たちのほとんどが


幼稚園に通っていなかったため、


学力が著しく低い状態


だったのです。






幼稚園で学ぶ単語を


知っているのは


ほんの2,3人。





数字が読めない子がいれば


アルファベットを読めない子もいる。





中には鉛筆を持てない子さえいたのです。






そんな大変な状況の中でも


ジョーンズ先生には


子供たちの能力をアップさせる


「ある秘策」がありました。






その秘策とは


子供たちを「スカラー」として扱うことでした。





スカラー(scholar)とは


「学者」の意味です。






ジョーンズ先生は


子供たちを


「学者さん(scholars)」と呼び続けました。






クラスに


外部の人がやってくると


ジョーンズ先生は


クラスを「学者の集団」と紹介しました。






そして、


子供たちに


「学者とはどういう人たちなのか」を


説明させました。





子供たちは


「学ぶために生きていて、


それが得意な人だよ!」


と自分たちのことを紹介しました。






間もなくして、


子供たちは


自分たちのことを


学者だと思い込み始めるのです。






そして、


学者として振る舞うようになりました。






家に帰宅すると


学者として、


学んだことを家族に教えるようにもなりました。






ある日、


一人の子供がある用事で


クラスを欠席することになりました。





そのとき、


他の子供たちからこんな声が上がったのです。






「学者の仕事ができなくなってかわいそう」






ふつうのクラスなら


「あいつだけクラスを抜け出すなんてずるい!」


という妬みが出そうなところです。






でも


このクラスの子供たちは


自分たちが学者であることが、


学者の仕事をすることが、


嬉しくてたまらないのです。






その後、


学者さんたちに変化があらわれます。






数か月して


テストのスコアが


2年生レベルにまで達しました。






さらに、


学年度末までに


90%の子供が


3年生以上の読みの能力を身につけることが


できたのです!





9か月前まで


アルファベットすら読めなかったのに。。






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こんな奇跡すら起こしてしまうのが


セルフイメージの力なのです。






「僕はスカラーだ!」という


セルフイメージが


本当にスカラーとしての


実力を与えてくれたのです。







人は自分が思った通りの存在になる。



まさにセルフイメージの力ですね。






このセルフイメージの力が


僕たちに教えてくれること。






それは、


「自分のことをどう思っているかが


 自分の人生を大きく左右する」


ということです。






「自分はダメな存在なんだ」って


思いながら努力しても


うまくいかないのです。






逆に、


「自分は素晴らしい存在なんだ」って


思いながら努力するから


うまくいくのです。







ダメな人だから


努力するのではないのです。





素晴らしい人だから


努力するのです。





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Whether you think you can


or whether you think you can't-


you're right.


Henry Ford




あなたができると思っていても


できないと思っていても


どちらも正しい。


ヘンリー・フォード


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自分のことを


どう思っていますか?








参考文献


「スイッチ」 


チップ・ハース、ダン・ハース著