■ダメな過去を受け入れる | 「やる気メキメキ」講座

「やる気メキメキ」講座

夢を持っている人、
夢のために学んでいる人、
勉強のやる気がでない人、
決断で迷っている人、
そんな方への「やる気が出る講座」です!



どんな人にでも


「ダメな過去」ってあると思います。






僕にも「ダメな過去」が


たくさんあります。






中学生になってすぐ


好きな人ができました。





鈴木さんという


ショートカットで色黒の


とっても元気な子でした。






まぁ、中学生くらいになれば


誰でも好きな人の


一人や二人くらいいたと思います。






ただ、僕の場合、


鈴木さんが怖かった。





なぜなら、


あまりに緊張しすぎて、


話をする度に声が震えてしまっていたからです(笑)





「嫌われたらどうしよう・・」


「うまくしゃべれなかったらどうしよう・・」


「こんなに声が震えてたら、キモイって思われるだろうな・・」





そんなことを


考えれば、考えるほど


鈴木さんが「恐怖の存在」になっていったわけです。






ある日、鈴木さんが


僕に話しかけてきたとき、


聞こえないフリをして


走ってトイレに逃げたことがあります(汗)。






その時、


僕はトイレでこう思いました。





『今のはまずいだろ~』って(笑)。









余談になりますが、


当時、2つ学年上に


田村先輩というヤンキーがいました。





田村先輩は超危険人物。





廊下ですれ違うだけで


何人もの後輩が


お腹を蹴られていました。





学校中の


恐怖の存在だったわけです。






でも、僕は


そんな田村先輩よりも


鈴木さんの方が怖かった。





「人間凶器の田村先輩」より


「明るくてみんなから好かれる鈴木さん」の方が


100万倍も怖かったのです。





鈴木さんと目が合うくらいなら


田村先輩の蹴りをくらった方が


はるかにマシでした(笑)。






当然、


「告白したい」とか


「付き合いたい」なんて


これっぽっちも考えていませんでした。






とにもかくにも


関わりたくなかったのです。






鈴木さんと接することで


「ダメな自分」が引き出されるのが


嫌で嫌でしょうがなかったのです。






と、僕の「ダメな過去」について


書かせていただきましたが、



今になって振り返ってみると


けっこう面白いんです(笑)。






変な話ですが、


鈴木さんを


恐怖の女の子としてみている


「過去のダメな自分」を


無性にかわいく感じてしまいます。






ちょうど、


楽しみにしていた遠足が


雨で中止になって


悔しくて泣いている幼稚園児を見て



「かわいいなー、自分にもこんな時があったなー」と


感じてしまうような感覚でしょうか。






もちろん、


当の本人にとってみれば


辛い出来事ですが。。。







この「鈴木さんの話」以外にも


僕には「過去のダメな自分」のネタが


たくさんあります。






そしてその多くが


今では「笑い話」です。






だからこそ、


思うことがあります。






「今の自分のダメなところ」も


いつかきっと笑えるときがくる。






そう、


思うことがあるのです。






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Man is the only creature


endowed with the power of laughter.


Fulke Greville




人間は笑う力を授けられた唯一の生物である。


         F・グレビル


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どうせなら、


「今の自分のダメなところ」を


将来、笑ってやりませんか?