学校教諭がいじめの実行犯? | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、いじめに関する記事です。

 

学校の先生が子供をいじめていた

 

記事のタイトルを最初にぱっと見た時、「また学校の先生が、子供同士のいじめに気づかず対処が遅れた事件か・・・」というのが頭に浮かびました。

 

ところがよくよく見ると、まさかの学校の先生自らがいじめをしていたということで、驚くよりも呆れるほうが先に来てしまいました(苦笑)

 

実は読み間違いで、「学校教師による、別の学校教師へのいじめ」の記事ではないかと思って読み返しましたが・・・そういうこともありませんでしたね。

 

 

他のところも含めて、報道されているいじめの内容は次のとおりです。

 

給食を極端に少量にしか盛り付けなかった

  • テストを受けさせなかった
  • 授業に参加させなかった
  • 教室外に連れ出して1時間以上も叱責し続けた
  • 配布物を渡さなかった
  • 行事で役割を与えなかった

 

本当にもう「これでもか」というくらい、姑息な嫌がらせ行為のオンパレードです。

 

これを大の大人である担任の先生がするのですから、教師の資質はもちろん、人間性も疑いますね・・・。

 

 

ついでに、 担任を持たずに児童のケアに専念する「児童支援専任」の教諭もいたのですが、この人物の対応もひどいです。

  • いじめにより教室に入れなくなった児童の保護者が相談すると、ただ聞き入るばかりだった。
  • その後のやりとりにも矛盾があり、連絡帳で説明を求めると、ただ印鑑を押しただけで返却した。
  • 保健室登校になっていた児童に「学年末だから先生に感謝の手紙を一緒に書こう」と言い出した。

もちろん、校長も同じ穴のムジナで、改善の要求をしても、まともな対応はなかったようです。

 

 

なお、この事件は2021年2月の出来事ということで、その夏頃には報道されていたようですね。

 

今回のニュースは、あくまでも「処分の中身がこう決まった」というものです。

 

 

 

教育委員会は当初「先生が行った行為は、いじめや虐待とは言わない」という見解でしたが、最終的には懲戒免職処分にしたようで、珍しく(?)まともな判断が下されました。

 

しかし、明らかにこの教諭を守っていた問題ありまくりの校長は、 減給10分の1(3カ月) という緩い処分で済みましたし、児童専任支援とやらの先生もお咎めなしのようです。

 

 

労働時間等の問題で、真面目に頑張る先生たちには地獄のような環境ですが、逆に不真面目に頑張る悪人たちにとっては天国のような環境のようですね(苦笑)

 

いじめの相談窓口は?

ちなみに、かなり皮肉な話ですが、この報道と全く同じ日に、政府広報オンラインで「いじめ」に関する配信がされています。

 

 

>「いじめ」は、相手の体を殴ったり、蹴ったりして身体的に苦痛を与える行為だけではありません。悪口を言ったり、無視したり、相手が嫌がることをしたりして、心に苦痛を与えることも「いじめ」です。

 

はっきりとこう書いてあるわけですが、担任yは児童専任支援の先生にせよ、学校長にせよ、教育委員会にせよ、文字すらまともに読めないのでしょうか・・・

 

今のところ、子供同士のいじめしか触れていませんから、学校の先生や部活動などの指導者からいじめを受けた場合の対応についても追加してほしいものですね。

 

 

 

最後に、いじめで困った時の相談ダイヤルを紹介しておきましょう。

 

「24時間(じかん)子供(こども)SOSダイヤル (文部科学省)」
0570-0-78310(なやみ言おう)  

 

いじめで困ったり、自分や友だちの安全に不安があったりしたときに、全国どこからでも、24時間いつでも、電話で相談できる窓口です。

このダイヤルに電話をすれば、電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関につながります。子ども自身のほかに、保護者などからの相談にも応じます。

 

上記のとおり、こちらの相談ダイヤルは教育委員会(の相談機関)につながるという、冗談のようなシステムになっています。

 

わざわざ政府広報まで使っての、壮大なコメディかと何度か読み直してしまいましたが、どうやら本気のようなのがすごいですね。

 

いろいろな事件でも、結構な確率でいじめの温床や隠れ蓑となっている教育委員会に、直接つないで何がしたいのでしょうか・・・

 

もちろん、まともな教育委員会もありますが、電話する前の時点では分かるはずもないわけで、まるでスマホゲームのガチャのようですね(苦笑)

 

 

一応、もう1つ別の窓口がありましたから、そちらも引用しておきましょう。

 

子どもの人権110番
フリーダイヤル 0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)

 

受付時間 平日 午前8時30分から午後5時15分まで(土曜・日曜・休日は受け付けていません)
全国共通の番号で、どこからかけても近くの法務局・地方法務局につながり、担当者が相談にのってくれます。電話料金はかかりません 

 

フリーダイヤルですし、こちらのほうが良いのかな・・・という気がしますが、果たしてどうでしょうか。

 

実際に利用してみたなど、ご存じの方がいたら聞かせてくださいね。

 

 

 

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