教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、自己肯定感に関する記事です。
(ブログ・サイトの整理に伴い、過去に配信した記事の一部を移動中です)
自然・文化体験多い小学生、高校生で自尊感情高まる 文科省調査:朝日新聞デジタル
小学生のころに自然や社会、文化的な体験を多くした高校生は自尊感情が高い――。そんな調査研究報告を文部科学省が8日、発表した。家庭の収入水準が違っても同じ傾向だった。文科省は「体験活動が子どもの成長に…
自尊感情は「self-esteem(セルフ・エスティーム)」の日本語訳で、自己肯定感の呼び方のほうが耳慣れた方も多いかもしれませんね。
小学生の頃に自然体験、社会体験、文化的体験を多くしていると、高校生になった時に自尊感情・自己肯定感が、高くなるという研究結果の報告です。
これについては、ずっと昔から経験的に言われてきたことですよね。
体験の幅が広いほうが、興味関心や成功体験を持てる幅も広がるわけですし、「勉強は駄目でも、これならできる」という種類の自信を持てる可能性も高まりますよね。
逆に、勉強だけに特化してしまうと、その勉強がうまくいかなくなった途端に「自分には価値がない」「自分は駄目だ」と低く自己評価してしまう可能性は高まります。
当たり前と言えば当たり前の話ですが、それが科学的に実証された(かもしれない)ということですね。
もちろん、体験の種類や質も関係するでしょうし、その子との相性などもあるでしょう。
それでも、柔軟な感性を持つ子供のうちに、体験の幅を広げておくことは、大きなプラスになるはずです。
日本は諸外国に比べて自己肯定感の低い子供が多いという調査結果が恒例行事のようになっていますが、そちらの改善にもつながりそうな報告です。
特に、家庭の収入が教育効果の全てを決めてしまうような論調も強い中、そこにも影響しなかったという点は非常に有用ですから、全ての家庭で積極的に取り入れていけると良いですね。
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