名古屋市がスタディサプリを市立中高の全生徒に導入 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、民間オンライン学習サービスに関する記事です。

 

学校への民間オンライン学習サービス導入が各地で進む


名古屋市、「スタディサプリ」導入 市立中高の全生徒にアカウント配布
リクルートマーケティングパートナーズは20日、同社が提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」が、今月から名古屋市立中学校・高等学校の全生徒の家庭学習支援に活用されることを明 […]
 

 

ご紹介した記事は「スタディサプリ」の導入についてですね。

希望者や一部ではなく、中学と高校の全生徒にアカウントが配布というのは、かなり思い切りましたね。

リクルートと裏でどんな駆け引き(?)があったのかと、余計なことが気になってしまいます(笑)

 

これ以外にも「すらら」が、大阪市や福島県西会津町などで導入されると9月に報道がありました。

私立中学や私立高校では、民間サービスの利用は当たり前でしたが、ついに公立小中高への一斉導入が当たり前の世の中になってきました。

どのサービスを優先的に導入するかという利権の話さえクリアになりさえするならば、とても良い傾向だと思います。

 

ただ、この手の民間オンライン学習サービスを、塾などですでに利用している生徒はどうするのでしょうか?

二重で使うことになるため、塾のほうの利用を辞める・・・のは塾が困るからしないでしょうし、塾で利用しているアカウントを学校でも使える・・・ということもさすがに無いでしょう。

となると、学校と塾とでアカウントを二重に持つ(利用料も二重で支払う)形になるわけで、今までまともに使っていた生徒や家庭が損を見るような気もしなくもありません。

また、その学習サービスをメイン教材として使っている塾の場合は、「学校で使っているのと同じか」となって、通う理由やモチベーションも薄れそうです。

だからと言って、それが理想的な教材であればあるほど、あえて他の教材を使うのは無駄なわけで、いっそ全国の学校で一斉に導入したほうが良いという話にもなります。

 

教材の質が指導効果にはかなり大きく影響しますから、学校も利用できるものはどんどん導入していってほしいですね。

それと同時に、教材の条件が揃った後は、使う教師の技量差がものを言いますから、今までとは違う新しい教育環境に沿った形での、個々の教員のスキルアップも図っていってほしいものです。

 

休校中のオンライン授業の格差

 


休校中に授業動画500本作った公立中の“奇跡”、新卒から60代まで全教員の「学びの空白を作らない」戦い 「休校を失われた期間にしてはならない」
 「オンライン授業をやってみて、予想していないことが多くありました。生徒の質問は増えたし、不登校だった生徒がログインして、授業動画を再生してくれたのは驚きましたねえ」
 

 

ここまで頑張っている学校もある一方で、せいぜい宿題を出すくらいの、ほとんど何もしていない学校もあるというのが、何とも世知辛い現実です。

もちろん、実際には何もしていないわけではなく、3密対応の環境づくりでドタバタしていたり、よく分からない不毛な業務をさせられていたりするわけで、現場の先生が楽をしているわけではないでしょう。

しかし、肝心の生徒の側からすると、こうした授業動画を用意してくれるような学校と比べれば、それ以外の学校はほとんど何もしていないのと同じではないでしょうか。

そういった生徒視点が抜けてしまっているのが、最も痛いところかもしれませんね。

 

それはそうと、記事内の学校の体験談(?)は、他の学校への導入に際しても、とても参考になりそうです。

リーダーシップのある校長、高い意欲と柔軟な姿勢を持った民間出身の先生、ICT技術を持った先生、否定的にでなく前向きに参加してくれる環境・・・など、他の一般的な学校ではまず無理な気がします(苦笑)

不登校だった生徒もアクセスするなど、成功事例としてとても素晴らしいですし、他の学校にも後に続いてほしいですが、全く同じようにして広げるのは難しそうですね。

 

話は変わって、学校ではなく塾で教える立場として気になったのは次の文章です。

 

>オンライン授業動画は1コマ15分にした。生徒の集中力を考えてのことだったが、実際制作してみると、教室では50分で展開していた内容を15分に収められることも分かった。

 

新しい発見・・・のように書かれていますが、これはさすがに今さら感が強いと言いますか、当たり前すぎて開いた口が塞がりません。

もともと、学校でする50分の授業で伝える内容は、15分もあれば十分過ぎるくらいで、実際にそれなりの塾なら、それくらいコンパクトに教えています。

ですから、50分の内容を15分に収められるのは既知の事実ですし、実際に15分で収めることも、特に難しいことでも何でもありません。

 

しかし、実際には50分かけてしかできない指導というのもあるものです。

15分で伝えられることであっても、50分かけなければ伝わらない伝え方で授業をするなら、それはとても意味のあることですよね。

実際に、プライドを持ってそういう授業を展開している優れた学校の先生もいますし、そういう指導は、塾とはまたベクトルの違った素晴らしい指導だと思います。

 

そういう意味で言うと、「教室では50分で展開していた内容を15分に収められる」ことを、今さらになって発見しているとしたら、それはあまりにレベルが低すぎますよね。

最初から「50分もある」と思って授業するのではなく、いったん15分にまとめておいて、そこからあえて50分にふくらませることをするのが、プロなら当然考えるべきことです。

ただ、塾の授業や動画授業でも、本文中にある「黒板に字を書いたり消したり、そういうことで思ったより時間を使っていることが分かりました」を認識していない人が多いですから、あまり強いことは言えません(笑)

このことも、私からしたら新人研修で教えるレベルの当たり前の話なのですが・・・ネット上の授業動画でもできていないものが数多くあるのを見ると、業界全体のレベルはまだまだ低いのだろうなと思います。

こういった記事1つでも、「ああ、すごいな」と感心するだけで終わったり、「条件が良いからできるだけだ」とひがんだり、「こんなのは意味が無い」と斜めから見たりするのではなく、得るべき学びを得ながら、より良い指導を目指していきたいですね。

 

全国学力テストもオンライン化

 


全国学力テストもオンライン解答導入 2025年度めどに移行へ | NHKニュース
【NHK】小中学生200万人余りが参加する「全国学力テスト」について、文部科学省は中学校で2025年度をめどに、用紙に筆記する方式…
 

コロナ禍をきっかけに、オンライン化が急加速していますね。

こちらも、もともとその方向性は決まっていましたが、ここまで早くは進んでいなかった可能性が高いです。

そもそも全国学力テストが必要なのかどうかや、活用法に問題はないのかといった問題はありますが(笑)、こういった効率化が進むのは、生徒だけでなく、先生たちの側の負担削減という意味でも良いことですね。

 

それにしても、教育現場へのタブレットの浸透がますます進んでいきそうですね。

もうしばらくすると、教室の授業風景が様変わりしていそうです。

いずれは共通テスト(旧:センター試験)もこうなるのか・・・どうなのでしょうね。

 

 

 

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