教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、ネットいじめに関する記事です。
文部科学省は27日、平成31年度から使用される中学校道徳と、高校(主に3年用)の国語や数学など一部教科の教科書検定結果を公表した。教科化に伴う道徳の検定は28年度の小学校用に続くもので、初の中学校用には8社が申請し全てが合格した。全社が社会問題化する「ネットいじめ」に関する題材を取り上げ、SNSの利用マナーを学習する「情報モラル」も目立った。高校も申請のあった全てが合格した。
文科省によると、申請数は中学校道徳が計30冊、高校は専門教科7冊を含め計60冊だった。中学校道徳に付いた検定意見は184で、小学校道徳の244を下回った。全体の申請点数が異なるため単純比較はできないが、小中共通の発行会社が多く、編集ノウハウの蓄積により検定意見が減ったとみられる。
引用元:中学道徳、全社に「ネットいじめ」(2018.3.27)
小中学生にもスマートフォンの利用が広がる中で、「ネットいじめ」や「情報モラル」が道徳の教科書に掲載される時代となりました。道徳の教科書化自体には賛否両論あるところですが、ネットやスマートフォン、SNSの利用に関する学びと啓発の機会を用意するのはとても有意義なことだと思います。
もちろん、授業で取り上げても、それを生徒が真面目に学ぶかどうかという疑問もありますし、教える先生の側に、ネットいじめや情報モラルなどに関する経験や知識自体がそもそも不足していないかという問題もあります。
ちなみに、学校の先生はもちろん、最近だとこうした教科書や制度を作っている、政治家や官僚や学者といった人たちの不祥事が多すぎて「先にそちらに道徳教育が必要なのでは?」という気もしなくもありません(苦笑)
言うのは簡単ですが、結局のところ子供は大人たちの普段の行いを見ているわけですから、偉そうに上から正論を押しつけるだけでなく、大人たちこそが自らの行動で範を示せる世の中になると良いですね。
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