今日お届けするのは、いじめ自殺アンケートに関する記事です。
いじめ自殺があった学校で、自殺の3カ月前に行なわれた全校生徒へのアンケート結果を学校が破棄していたことがわかりました。自殺したのは青森県東北町の中学1年生男子生徒(当時12歳)です。
破棄されたアンケート用紙には、男子生徒自身が「いじめがあります」に印をつけ、「からかわれる」などと記していたとされています。また、自殺する2か月前にも担任教諭との面談のなかで男子生徒は同級生からの嫌がらせを訴え、「いじめがなければもっと生きていたのに」との遺書を残して亡くなっています。
こうしたことがあったなかで学校はアンケートを破棄しました。
ある小学校教員は「こんな短期間で破棄するなんてありえない。通常の全校生徒アンケートですら、しばらくは保管する」と話しています。
しかし、いじめ自殺で裁判になったケースにかぎってみても、アンケート結果や調査結果が破棄されたのは、この10年ほどで5回もありました(埼玉県北本市05年、千葉県館山市08年、北海道千歳市09年、滋賀県大津市11年/年数は自殺時)。もはや常態化しているとすら言えるでしょう。
なぜ学校はアンケート結果などの「証拠」を捨てたのでしょうか。各学校の主張は下記のとおりです。
「保管義務規則は知らなかった」(館山市)
「情報がまとめ終わった」(千歳市)
「保管場所が確保できなかった」(北本市)
置く場所がなかったなどという学校の都合で、いずれも遺族が「真実を知りたい」と訴えているなかで捨てられていたのです。
引用元:いじめ自殺でアンケート破棄が常態化する学校 (2017.12.4)
もちろん、中には良い学校もあるわけですが・・・本当に腐りきっていますね。
言い訳もまともな理由になっておらず、完全に後付けなのがあからさまです。こんな程度の低い、しかも自分の身を守るためだけの嘘を平気でつく人間が、子供たちに嘘をつくなと教えているのですから、もはや悲劇を通り越して喜劇のようです。
今回は学校が対象ですが、実際には教育委員会も同様のことをするところがあって、そのうちのいくつかはニュースなどでも話題になっていますよね。こちらも、もちろん全ての教育委員会が悪いわけでは無いですが、人として終わっているような対応しかしないところがあるというのも事実です。
そのため、もしもお子さんがいじめなどの被害に遭ってしまった際には、本来なら味方になってくれるべき学校や教育委員会が、口では良いことを言いながらも、裏では責任逃れをするために、こういった邪な対応をしているかもしれないということは、頭の片隅に置いておいたほうが良いでしょう。
そして、こうした現実を見ると、いじめやそれに類することが原因で休む生徒については、不登校と問題視するどころか、むしろ「一刻も早く休みなさい」と安全なところに避難させてあげたいくらいですね。
ただし、単にサボりたがっている生徒と、安全を求めて避難したがっている生徒とを見分けるのが、特に親御さんの立場だと難しい場合もあるのは実際のところです。
だからこそ、普段からしっかりと子供のことを見て、いざという時に適切な対応ができるようにしておけたら良いですね。
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