小中学校で朝ごはん | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、小中学校で朝ごはんに関する記事です。

 学校や地域が子どもたちに朝ご飯を提供する動きが広がっている。福岡市では七つの小中学校がパンやバナナを出している。沖縄などでは朝ご飯を出す子ども食堂も生まれた。朝食の習慣を身につけさせ、健やかな成長を促すのが狙いだ。
 西陵中では5月から、毎週火曜日に朝ご飯の提供を始めた。バナナは輸入時の検疫検査でサンプルとして開封され、問題がなかったもの150本ほどを、フードバンクを通じて輸入企業から譲り受ける。パン約200個と牛乳約25本は地元生協から。スクールソーシャルワーカーが食材を学校に届け、住民が準備や片付けを担う。
 きっかけは、生徒の朝食欠食率の高さだ。今年度の福岡市の生活習慣調査では、朝ご飯を「全く食べていない」「あまり食べていない」と答えた西陵中の2年生は12・5%。市平均の6・6%を上回った。1年生も市平均6・4%に対して9・7%だった。「授業中もぐたっとしている子が多く、食べていない影響と考えた」と田中弘校長(54)は説明する。
 親や家庭のやることだとも考えたが、「食べて調子の良さを実感することが大事。そこから準備を親に促したり、家で自発的に食べたりする子が出てきてくれれば」と決断した。
 隣接する市立西陵小も5月から、毎週水曜日に実施している。朝食の習慣がないという6年の女子児童は「水曜は給食までおなかがもつけど、他の日は3時間目で力尽きる」。
 15年度に市内で初めて取り組んだ市立城香中では昨年度末、朝食会場に来た生徒にアンケートを実施。9割が「楽しい」、4割が「やる気が出る」と回答した。熊本修治校長(54)は「授業に集中できる生徒が増えてきた」と話す。


引用元:学校で朝食提供、欠食率改善へ フードバンクや住民協力 (2017.9.24)

 なかなか面白い試みですよね。「勉強する場である学校が、ここまでやる必要があるのか」という疑問や批判もありそうなところですが、肝心の教育効果を高めることに繋がるのであれば必要性が無いとも言えません。何しろ、学校がいくら家庭にお願いしても、経済的に不可能な場合もありますし、できるはずなのにやろうとせず耳を貸そうともしない親がいるという現実もありますからね。
 ただ、ちゃんと朝食を取らせている家庭からすると、「そんなところに力を入れるなら、もっと他に入れるべきところがあるはずだ」という感想になったとしても不思議はありません。後は、全部大人がするのではなしに、準備や片付けなどは生徒自身にさせるといったあたりも配慮が必要そうです。特に中学生にもなれば、家庭事情や経済的事情を除くと、単に起きるのが遅いだけの生徒や自分でご飯を用意する気がないだけの生徒もいて、一歩間違えると社会全体でする壮大な甘やかしになりかねませんから。






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