教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、無料の学習支援事業に関する記事です。
名古屋市が生活保護世帯やひとり親家庭の中学生を対象にした無料の学習支援事業で、今年度の希望者のうち約450人が参加できず、抽選に漏れた家庭から「2回落ちた名古屋死ね」と苦情が寄せられていたことが、25日の市議会で明らかになった。
市によると、事業は生活保護世帯の1099人、ひとり親家庭の5373人(いずれも昨年12月)の生徒が対象。対象の生徒が週1、2回、地域の児童館などで大学生らに教えてもらいながら自分のペースで勉強できる。今年度は支援スタッフへの報酬など約1億7千万円をかけ、全16区の計68カ所で実施している。
ところが、募集定員816人に対し応募者は1341人に達した。急きょ定員を46人増やしたが、9月末時点で452人がキャンセル待ちという。
引用元:支援受けられず、市に苦情(2016.11.26)
せっかくの無料の学習支援も、定員が少なすぎては物足りないですよね。予算の都合もあるでしょうから、簡単に増やすのは難しいのかもしれませんが、公的に行ったものである以上、キャンセル待ちになってしまった家庭からすれば、不満を感じるのもしかたのないところです。 ただ、言い方というのもありますよね。流行語にもなった「保育園落ちた日本死ね」にかけてでしょうが、子を持つ親の口から死ねという言葉が軽々しく出て来る風潮には何とも悲しいものを感じます。
それはともかく、こういうことがあると批判ばかりになりがちですが、全く何もしていない自治体のほうが多いわけですから、こういった活動をしているだけで素晴らしいのも事実です。悪いところは改善しつつ、ぜひこれからも充実させていってほしいと思いますし、他の自治体にも広がっていってくれることを願います。
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