高校受験という初めての経験に自覚なんて難しい、が今の感想です | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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ベルベル様から、お寄せいただいたメッセージのご紹介です。
いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
 



2月に正会員を退会したベルベルです。
息子も無事に高校生になりました。

普段、勉強をしない息子の勉強方法や計算ミスを減らす方法などを
手さぐりでなんとかしようと思っていたところ、楠木塾を知りました。
約2年間お世話になりました。ありがとうございました。

最初の頃も、愚痴のようなメールを出したり、メルマガやブログを
読み漁ったり・・・と気持ちが楽になることが多かったのですが、
中3になってからは、セミナーの内容を実感することができました。
中2の頃に一年通っていた塾を、中3になってから辞めることにしたのですが、
夏休みの部活引退後のぐーたらな生活にあきれ、9月から大手集団塾の週末開催の
高校入試向け講座を受させました。合格実績を出すのはもちろん、宿題もあり、
大晦日や元旦も昼食持参で塾という生活でした。
でも、そんな環境も息子には結果としてよかったようです。

トップ校を受ける子達と同じクラスに入ったことで、のんびりとマイペースを
保っていた息子の問題を解く力(というかスピード)がつきました。
計算ミスに悩んでいたとは思えないくらいの速さで問題集をこなせるようになっていました。
加えて、それまで解けない問題があったハイレベルワークも楽に解けるようになっていました。
息子には、負荷をかけて演習回数を増やすことが必要な時期だったのかもしれません。

ただ、夏休み明けからの塾通いという点では、マイナス要素もありました。
ハイレベルクラスだったせいもあり、授業内容と解答速度についていくだけに必死で、
定期テスト勉強が中途半端になり、順位を大幅に下げてしまいました。
当然、内申点もあがるはずもなく受験となりました。
(合否判定に内申点の占める割合が高い県のため、内申点は高い方が、
筆記のミスをカバーできます。)

このあたりは、皆が頑張った夏休みにぐーたらだったことが、一番の要因だと思います。
また、それまで必死で勉強しなくても一定の点数や順位を保てていたため、
周囲が受験モードで学習していたことに気付いていなかった点もあると思います。
友人などによく言われたのが「やるかやらないかは本人の自覚を待つしかないから・・・」ですが、
高校受験という初めての経験に自覚なんて難しい、が今の感想です。
受験当日になって自覚しても無意味ですから・・・(これは、以前塾長も書かれていたと思います)

まだ、将来の目標ははっきりと定まりませんが、入学3日目に、来年度の文理選択の現時点での希望や
進学先希望を出さねばならず・・・でも、調査用紙を書くことで、息子は頭の中を大学受験に
切り替えなくてはいけないことを実感しているようです。
と同時に、親としては、この先は、本当に見守りの時期に入るのだとも感じています。

長くなってしまいましたが、いろいろなことを気付かせて頂いた2年間、ありがとうございました。
今後も、新たな試みをされることと思いますが、多くの会員の皆様の親子関係がよくなり、
いい方向に進めるように願うばかりです。
まだしばらくは、こっそりとメールマガジンやブログを読ませて頂きますので、
よろしくお願いいたします。

 

 



 メッセージのご紹介が遅くなってしまい、誠に申し訳ございませんでした。無事に高校へ進学されたとのことで、誠におめでとうございます。

 今回は、夏休み明けに新たに通った塾がお子さんに合っていて、それが良い結果に繋がったようですね。やはり環境の持つ力は大きいですから、ある程度力のある子であれば、大手進学塾のような環境も有用でしょう。
 ただし、そこに入ってついていけるだけの地力が無ければもっと違う結果になっていたはずですから、今までの家庭学習や親御さんの関わりが無駄だったということもありません。実際、「負荷をかけて演習回数を増やす」指導は、大手進学塾が得意とするものですが、それは生徒の状況お構いなしにしているものです。生徒がそれに耐えうる状態になってから入らないと、負荷が強すぎて作業的になってしまい、積み残しや未理解事項が増えていくなど、逆に可能性を潰されてしまうこともあるのが現実です。大手ほど、そこを細かく調節してくれることは無いですから、生徒の力をそこまで仕上げてから入れるというのが、最も安全で効果を得やすい方法と言えるかもしれませんね。
 また、夏休み明けの入塾よりも、夏休み開始前の時点での入塾のほうが良いのは、一般論でもそのとおりですね。一方で、それは技術的な面だけを見た話に過ぎず、精神的な面で言えば「火の着いた時期が一番良い時期」でもあります。とにかく早い時期に始めさえすれば何でもうまくいくとは限らないものですからね。ただ、夏休みにただひたすらぐーたらしていたようでしたら、夏休み前からでも良かったかもしれませんね(笑)

 おっしゃるとおり、高校に進学してしまうと、親子の距離は一段と離れて、本格的な見守りの時期に入っていきます。
 もちろん、それまでの関わり次第で、すぐに手を離すことができるご家庭もあれば、まだまだこれから徐々に手を離していかなければならないご家庭もあるはずで、そこのところを一律に「高校生になったのだから、もう親は口を挟むべきではない」と切って捨てることはできません。
 ただ、少なくとも「自立」のために距離を置く必要があるのは間違いないですから、これからも今まで同様に、子供の成長に合った適度な距離感を心がけながら、関わっていってあげてくださいね。

 なお、タイトルの「高校受験という初めての経験に自覚なんて難しい、が今の感想です」については、ちょうど最近テーマになっていた内容で、素晴らしいご指摘だと思います。こちらは、メールマガジンの中で触れさせていただきますね。

 引き続き、こっそり(笑)お読みいただけるようですから、また何かお気づきの点などありましたら、コメントをお寄せくださいね。
 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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