プロ講師とバイト講師というのは何で見分けるんでしょうか? | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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読者アンケートでお寄せいただいたコメントのご紹介と御返事をいたします。
いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
(匿名のため、お名前は分かりません)
 



なるほど~と思いました。
が・・・、プロ講師とバイト講師というのは何で見分けるんでしょうか?
若ければバイト?おっさんならそれで生計を立てているプロとか?

 

 



 一般論で言えば、年齢に関わらず、それで生計を立てている人がプロでしょうね。(雇用形態がバイトか正社員かは問いません)

 例えば、会社に所属せず個人で家庭教師をしている人が、10人の生徒を教えて生計を立てているとします。
 この時、たった1人からでもクビにされると、その時点でお小遣いくらいは吹っ飛ぶことになりますし、仮に半分からクビにされれば、翌月からはもう貯金を崩して生活するしか無くなります。(貯金があればですけれども)
 このように、プロは実力が無ければ即生活ができなくなるリスクを背負っているわけで、学生バイトや社会人バイトのように、他に本業がある人よりも、そのぶん真剣さは増します。
 そして若い人でも、これで生計を立てている人はいますし、逆に高齢の方でも、年金などの収入があってバイト感覚でしている人もいますから、やはり「真剣さ」の部分で判断したいです。

 ただし、能力が高い人ほど、他のこともできてしまう場面は多いですよね。
 職業単位で見ても、別の本業で活躍している人のほうが、たとえ副業であっても、他より高い指導力を見せるような場合は往々にしてありますよね(笑)
 実際に、この業界に限らずとも、本業で活躍されながら、副業でも第一人者のようになられている方はおられるものです。
 それに、プロと言っても、塾に勤めている「雇われの身」ですと、収入的には安定しているような場合もあって、必ずしも「プロは実力が無ければ、即生活ができなくなる」とは言えない部分も出てきます。
 そういう意味では、プロだからリスクを背負っているとも言い切れず、副業だからプロでは無いとも言い切れず、何とも難しいところですね。

 そして、5月1日の記事でも軽く触れたように、この業界全体の特徴として、プロと自称していても、実は素人と大して変わらない場合は非常に多いです。そもそも、大手塾に新入社員として入れば、4月からいきなりプロ扱いですからね(笑)
 もちろん、同業者同士であれば、面談などの場で少し突っ込んだ話を振ることで、すぐに化けの皮が剥がせますが、たちの悪い塾や先生ほど、一般の親御さんに対抗できる程度には理論武装していますからね。
 とりあえず、肩書や雇用形態では無く、真剣さや教育に欠ける情熱(?)のあたりを見たほうが、現実的な判断ができると思います。しかし、そういった精神的なものは演技可能ですし、新人のほうが持っている場合もありますから、やはり一番は「実力」を見て判断することでしょうか(笑)

 総合すると、見分けるべきは「プロかバイトか」よりも、「プロかそうで無いか」かもしれないですね。一般の学生など、バイトだけに時間だけを気にして教えている先生も確かに多いですが、教育業界は(組織はともかく個人では)収益を求めないタイプが多いため、バイト待遇でも全力で素晴らしい指導をしている先生も一定数います。
 そのため、最終的にはケースバイケースにならざるを得ないですね。情報の精度にもよりますが、「面談の場で、こういう質問をしたら、こういうことを言われました」と送っていただけば、ある程度ならば判断できるかもしれません(笑)
 一般論としては、上記でお許し願えれば幸いです。

 

 

 

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