私の子供への関わり方を考え直すきっかけになりました | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

勉強の「困った」を解決する、小中学生とその親のための教育相談サイト。
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親の心得や役割、反抗期の中学生の接し方や指導法、岐阜県の入試情報や塾の選び方などを紹介。

なくあく様から、メールセミナー「家庭教育の入門書」のご感想をお寄せいただきました。
大切にお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
 



はじめまして。
先生のブログを読ませていただき、さらに詳しいお話が聞きたくてメルマガに登録しました。勝手がよくわからずに「反抗期…」と「家 庭教育…」の二つを同時に配信依頼したところ、かなりのボリュームで両方読み終えるのに2カ月かかりました。感想を送るのが遅くなりすみません。
先生は皆さんの反応がなくて駄作だったなどとおっしゃっていますが、そんなことありません。息子のことで日々悩んでいる私にとっては、この両方のメルマガはまさに私の求めている内容が書かれており、大変参考になりました。ありがとうございます。

私には高2の娘と中2の息子がいます。息子は反抗期の真っただ中ですが、最近は少し関わりが改善してきたかな?と感じているところです。先生のブログを少しずつ参考にしてきたおかげです。ありがとうございます。
ですが、現在私が最も悩んでいるのは、息子の受験対策をどうするか?です。
高2の娘は、高校受験の際、塾へ行かず通信教育のみで公立トップ校を受験し、見事失敗しました。
中2の息子は現在通信教育のみで学校では成績上位。本人はまだ受験のことは考えていない状態。ただ、今後公立トップ校へ行きたいと言い出した場合はこのままでは危ない状況です。
親は同じことを繰り返したくないという心配の余り、彼の勉強方法に多々口出ししていまい、反抗期の彼は親の意見など聞かない…という状況です。
その中で、先生の二つのメルマガは、私の子供への関わり方を考え直すきっかけになりました。
「やってはいけない勉強法」のところで、息子に対して塾へ行かないかわりに多くの課題(通信教育以外に参考書・問題集など)を与えたり、かなり字が汚いのを丁寧に書かせるように強制したり…と、いけないことを多々していたのだと反省させられました。
「成績を上げるための6つのステップ」では、「逆算」「選択」あたりがとても大切だけれども、教育に関して素人の私にとっては難しいな、と感じました。
そ して、両方のメルマガを読み終え、教育に関してはプロに任せた方が、親と子のお互いにとってより良い状態で関われるようになるのではないかと思っていま す。今後は塾を利用し、塾では見てもらえない部分を親が見てゆく方向にしようと考えています。(そこは9つの手順を参考にできれば、と思っています。)
息子も塾へ行くのをずっと嫌がっていましたが、夏休みを自主勉強のみでやってみたところ思った程はかどらず…その現状を踏まえて、親から塾へ行くことを提案し、彼もしぶしぶ納得しているところです。
そして、現在私は再び先生のブログに戻り、塾選びの記事を読んでいるのですが、肝心なところで正会員向けとなって困っています(笑)。正会員募集はいつでしょうか?可能でしたら、すぐに連絡お願いします。

と、最後は勝手なお願いになり、大変申し訳ありませんでした。
今後も先生の発信される情報にとても期待しています。
今後もよろしくお願いします。

 

 



 せっかくはじめましてのメッセージをいただきながら、御返事が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。何度かメッセージをいただいておりますが、最初のものを一番最後に気づいたと言うのが全くもってお恥ずかしい限りです。

 中学受験や大学受験ほど顕著では無いですが、高校受験も「実力があっても、対策していなければ落ちてしまう」タイプのテストになっています。そのため、実力で見れば本来受かるべきだった生徒が落ちてしまい、塾の指導でドーピングやお化粧的に対策をした生徒が受かってしまうような現象が起こることは否定できません。
 特に各地区のトップ校については、合格した時の宣伝効果が高いこともあって、塾も過剰なくらいに力を入れがちで、塾に通っていない生徒は余計に不利になりがちです。本来、トップ校には自立的に学ぶ力のあるタイプの生徒こそが入るべきで、塾で手取り足取り教えてもらって力をつけるタイプの生徒は不向きです。(むしろ、面倒見の良い私立に奨学生として入るほうが向いています)
 しかし、塾に通わず自分のペースで普通に勉強して450点がとれる生徒と、詰め込み式の塾に通って長時間の勉強で強引に451点をとる生徒がいれば、他の条件がほぼ同じであれば、入試では後者が受かってしまいますからね。
 下のお子さんで苦戦されているということは、上のお子さんはほとんど手がかからなかったのでしょうから、そういった生徒が試験で弾かれてしまうことが、少しでも少なくなれば良いのにという思いもあって、こうした活動をしている側面もあります。

 「反抗期~」のほうはともかくとして、「家庭教育~」のほうはどうにも不評で、過去最短の短さで差し替えとなったわけですが、そうした中での励ましのお言葉は心に沁みます。
 結果的に塾を利用するという、当初の「家庭で教える」とは反対の結論にさせてしまったことはどうかとも思いますが(笑)、正解はご家庭の数だけあるものですからね。順番が逆になっての御返事で、その後にいただいたメッセージをすでに読んでいて、この時の選択が良い結果をもたらしたことも分かっているだけに、余計にそう思います。

 個人的には、「家庭で教える」のも「塾に任せる」のも、どちらも選択肢としては「あり」だと思います。これは「近くに良い塾が無いならば、家庭で教えるしか無い」「仕事が忙しくて家庭では教えられないから、塾に任せるしか無い」といった後ろ向きな理由だけではなく、もっと前向きな発想でも同じだと思います。
 なぜなら、生徒にも「塾のほうが伸びやすい生徒」と「家庭学習のほうが伸びやすい生徒」がいて、親御さんにも「直接教えるのが上手な親御さん」と「塾に任せて家でサポートする形のほうが上手な親御さん」がいるからですね。遊びでも仕事でも、自分に不向きなものは苦労も多く続かないように、こういった場面においても、やはり向き不向きは大きな要素となるわけです。
 実際でも、「塾に任せたほうがうまくいきますよ」と思える生徒がいる一方で、塾で教えていると「塾に来させるよりも、家庭でしたほうが良いのに」と思える生徒もいます。そういう意味で、必ず塾に任せるのが正解とも言えないですし、ご家庭で見るのが常に理想とも言えないと思います。
 もちろん、時間的かつ経済的に見れば、ご家庭で見るのが常に理想になりますし、本当に力のある先生が運良く近くに見つかれば、塾に任せるのが常に理想になるのですけれども(笑)

 また、いきなり親御さんの結論を押しつけるのでは無く、実際に夏休みにお子さんに経験させてみた上で、(しぶしぶながらも)本人が納得した上で行動させている点は素晴らしいですね。
 我々大人の側は先が見えるために、「良いと分かっていることは、少しでも早くしたほうが良い」とばかりに、つい結論だけを押しつけてしまいがちです。しかし、生徒の側がまだ納得していない状態で結論だけを押しつけると、頑張らせても結果が出にくいですし、うまくいったらいったで自主性を奪うことにつながります。
 そうならないためには、今回のように「実体験」させてあげることもまた、有効な方法の1つと言えます。(もちろん、方法はそれだけではありませんが、これだけでも十分です)

 それともう1つ、塾選びを徹底的にしようとされていることは、さらに大きな成功の秘訣です。
 塾選びの大切さは、ほとんど誰もが分かっているのですが、それを十分な形で実行に移せる方は、ほとんどいないのが現実です。つい流れで何となく決めてしまいがちですし、必要な判断材料もなかなか手元に揃わないのが実際のところですからね。
 安易に塾に入れて、その後あれこれ悩んで苦労することになるご家庭は数えきれないほど多いのですが、同じ苦労を塾選びの段階でしておけば、結果的には何分の一かの労力で済みます。
 まずい塾に入れれば、子供の成績も学習姿勢も改善せず、それだけ親の苦労は増えます。逆に、良い塾に入れれば、子供の成績も学習姿勢も改善して、それだけ親の苦労は減ります。苦労の多いルートを選択して必死に頑張るよりも、苦労の少ないルートを選択して適度に頑張るほうが、生徒にとっても親御さんにとっても幸せなのは言うまでもありません。
 それに、客観的に見て「塾選びが大切だ」と思うだけで実際に行動に反映させない親御さんと、「勉強が大切だ」と思うだけで実際にやろうとしない生徒は、ほとんど何も変わりません(笑)
 そのため、実際に私のブログの記事を読み込み、足りないと思えば(実際に利用するかどうかはともかく)正会員まで利用しようと考えるなど、そこまでしっかりとした塾選びをされようとする姿勢は、まさに賞賛に値します。

 最後に、肝心なところが正会員向けとばかりなっていることは、本当に申し訳ございません。
 ただ、塾選びに関しては、必然的に「塾の裏側」に踏み込む内容になるため、どうしても公開しづらい事情がございます。それに、面接マニュアルなどと同じで、公開した時点で相手も知ることになり、意味が無くなってしまいますね(笑)
 公開できるものであれば出し惜しみしないでブログやメールマガジンで公開していますから、他の読者の皆様も含めて、どうかご理解いただければ幸いです。

 メッセージが前後しているため、現状に合わせたお話はその都度そちらでさせていただいておりますが、最初のメッセージへの御返事が最後になってしまったこと、本当に申し訳ございませんでした。
 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 


 

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