ここで突き放す事は本当に必要なのか? | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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 「ついに塾をやめる事になってしまいました」
 



 ここで問題になるのは、「突き放す事自体は必要なことか?」と「突き放し方はそれで良いのか?」の2つです。ここを混ぜてしまうと話がおかしくなりますから、1つずつ順に見て参りましょう。


(1)突き放す事自体は必要なことか?

 これについては、個々の生徒の個性や学力状況によって答えが変わります。
 まず、獅子の子を突き落とすのと、シマウマの子を突き落とすことを同じレベルで論じてはいけませんよね。つまり、お子さんの今の持っている力や素質などで、突き放すべき場面やタイミング、そもそも突き放して良いのかどうかなどの話が大きく変わってくるわけです。
 また、お子さんの性格に合わせてすることはさらに大切です。突き放して「何くそ!」と頑張るタイプの子供と、逆にやる気を失ってしまうタイプの子供がいます。これは、単純に「そう思えるだけの力があるか無いか」の話もあり、ここを論じるとややこしいため深入りはやめておきますが、とりあえず「何くそ!」と思えるようなタイプであれば効果的であり、「僕は駄目だ・・・」と思うタイプであれば逆効果になるのは、感覚的にもお分かりいただけるでしょう。

(もちろん、実際の子供がこれほど極端なタイプ分けで当てはまることはほとんどありませんから、あくまでも話を分かりやすくするための感覚的な話だと思ってくださいね)

 そのため、もしお子さんが突き放してうまくいくタイプであれば、突き放すことが正解になることも十分にあり得ます。もちろん、塾を辞めさせることで、子供が頑張るようになるかどうかは上の話と、後で話す「突き放し方」、そして、これからの持って行き方次第でしょう。
 お母様から見て、お子様は挫折しそうとありますが、お母様の見立ては「うちの子はまだ1人立ちはできない」の方向にバイアスがかかりやすいため、この情報だけで正解か不正解かを判断することはできません。


 ただ、勉強以外の観点で言いますと「正解」の面もあります。

 これがいきなり起こった青天の霹靂のような事態であれば、お父様の対応には問題があったとも言えるでしょう。しかし、こうしたことが過去に何度もあり、それを踏まえて事前にしっかりと基準となる成績を決めた上で、それを守れなかったからこそ「約束通り」に辞めさせたわけですよね。これは、とても筋の通った話です。
 また、もしここで辞めさせなければ、お子さんは「約束を破っても大丈夫」と受け止めることになり、勉強以前のもっと大事な部分で間違ったことを学ばせることになりかねません。そうなれば、父親としての権威も失われ、親の言うことをまともに聞かない、ひどい反抗期の状態へと移行する可能性も出てくるでしょう。

 ですから、「突き放し方」という中身を無視して言えば、ルールを決めて、そのとおりにしたと言う意味で、むしろ適切な関わり方であったのでは無いでしょうか。


 なお、ここまでに、お母様の視点に寄り添った話は一切含まれていません。

 一般的に、お父様が強く出る家庭の場合、お母様はフォロー役に回ることになります。
 個別の詳しい状況を見てもいない中で、どちらがより大変と決めつけることはできませんが、少なくともそのフォローのために、お母様はかなりの心労を抱えてこられたことでしょう。
 具体的に言えば、これまでは「何とか塾を続けさせる方向で」とフォローをしてきたはずなのに、いきなりそれが無駄になってしまったわけですよね。仮に、突き放すことが必要な場面だったとしても、いきなりお母様のこれまでの頑張りを全て水泡に帰すようなことを、一方的に押しつけて良い理由にはなりません。
 そこは何らかの心遣いやねぎらいの言葉があっても良いですし、しっかりと気持ちを聞いてくれるような機会があっても良いはずです。それなのに、聞く耳さえ持ってもらえないのは、本当につらいことでしょう。余計に、不安や焦りが増幅してしまうのもしかたの無いことだと思います。

 残念ながら、この点については夫婦間のことであり、私が具体的にお力になれることはありません。
 ただ、お父様とお子さんの間に挟まれる難しい立場ながらも、お母様は本当によく頑張っておられると思います。今はお父様が、お子さんにとって「乗り越えるべき壁」のような役割を果たされている以上、お母様はこれまでのように、よりお子様の「味方」の側で関わっていただければと思います。
 そして、あまりお一人で抱え込み過ぎること無く、ご友人などの身近で相談できる方や、学校や塾などの身近な専門家の力を借りながら頑張ってくださいませ。


 なお、「(2)突き放し方はそれで良いのか?」については、内容が少々難しくなるため、メールマガジンでお送りいたします。


※御返事はメールマガジン内でさせていただきました。

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