中学生を親が教える際のチェックポイント(5) | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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「中学生を親が教える際のチェックポイント」

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(5)反抗期と親子関係に配慮する

中学生を親が教える上で、もう1つ注意してほしいのが、「子供との関係」です。

いつもケンカをする状態のご家庭や、信頼関係があまり築けていないようなご家庭の場合は、いくら親に教える自信があったとしても、親が教えるのはやめておきましょう。

そういう状態では、教えても身につきませんし、勉強は身についても、親子関係がますます悪くなったり、肝心の「生きる力」がつかなかったりと、マイナス面のほうが大きくなりがちです。

たまにあるのは、普段会話もしないような父親が、突然子供の勉強を見だすという風景ですが、これがうまくいくことは少なめです。父親の言う事ですから、子供はしぶしぶ言うことを聞くのですが、肝心の成績がちっとも上がってこないのですね。よほど教え方が上手なお父さんか、生徒を乗せるのが上手なお父さんで無いと、「頑張ってやらせたけど、ちっとも成果が出ない」と言って、さらに子供を怒るネタが増える結果になりかねません。

もちろん、勉強してはケンカになり、なだめては勉強させてまたケンカになり・・・というご家庭でも、親は教えないほうが良いです。

反抗期ですから、生徒が不機嫌になったり、勉強から逃げようとするのは、ある程度までは仕方ないと言えるのですが、親子で真正面からケンカになってしまうようでは、勉強が分かる分からない以前の問題ですよね。

反対に、子供と「友達関係」のようになっているご家庭でも、親が教えるのは危険が伴います。

「勉強」という言葉を見ても分かるように、教えていると、どうしても「強制」する場面が出てきます。当然、年頃の子供は納得がいかないことを強制されると反発しますが、それが友達関係だと余計に反発がひどくなりがちで、今の関係が壊れてしまう危険性があるのですね。


こうした例を見ていただくとお分かりかと思いますが、どれも「教師」的に関わろうとすると起こりがちな問題です。最初から「コーチ」的な関わり方にすると、こういった危険性を減らすことができるでしょう。


ここまで書くと、「親が教師的に関わる際のポイント」や「親がコーチ的に関わる際のポイント」などを書きたくなってきますが、きりが無いため、それはまた別の話としましょう(笑)

最後に、ここまでの話をまとめておきます。

(1)子供のタイプを最優先する
 親が関わるべきかどうか、どう関わるべきかを判断する。

(2)親が勉強を分かるかどうか
 (3)と合わせて、親の立ち位置と、準備・勉強すべき内容が変わる。

(3)親は、教師になるのか、コーチになるのか
 (2)と合わせて、親の立ち位置と、準備・勉強すべき内容が変わる。

(4)進路指導ができるのか
 親の関わりが難しい部分の関わり方を踏まえておく。

(5)反抗期と親子関係に配慮する
 そもそも親が勉強に関われる状態かどうかを判断する。


個人的には、塾に頼らずに自己完結できるご家庭がどんどん増えてほしいと願っています。しかし、その結果、塾を利用しない時よりも悪い結果になるようではいけません。塾を利用する上では、塾選びがとても大切ですが、塾を利用しない上では、上記の点が大切なことを知っておいていただきたいのですね。

また、「いったん塾に預けて、力がついたら自学に移行する」とお考えの方もいるでしょうが、基本的に塾は依存させるところですから、自学ができるような力をつけてくれるところには滅多に出会えません。そういう場合でも、これまでの話を踏まえながら、親が上手に関わることで、塾への依存を断ち切っていただきたいと思います。

参考にしていただけましたら幸いです。



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