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「家庭学習と親の心得 ~家庭教育の正しいあり方~」
「家庭における、親がするべき教育」には次の3つがありました。
- 1.人間性
- 2.学校の勉強
- 3.社会生活への準備
ここまで、学校や塾や地域など「家庭外」で不足する部分を、「家庭内」で上手に補えるような環境を整えることが大切だと書いてきました。
しかし、中学生ともなると、ここで大きな落とし穴が待っています。
「しつけが機能するのはせいぜい10歳くらいまで。もっと現実的に言うと、小学校入学まで」
この現実ですね。
小学生の低学年ならぎりぎりですが、小学生の高学年や中学生になってしまうと、もはや通常の「しつけ」は機能しないのです。
例えば、「部屋を片付ける習慣をつけさせたい」としましょう。
まず、子供が大きくなってから「そろそろ自分で片付けなさい」では遅すぎますよね。
しつけは大きくなってから突然に強制するものではなく、大きくなる過程で自然に身につけさせるものです。特に反抗期になってからでは、良くて「分かった」でやらずに終わりで、普通は「うるさい」と言われて終わります。
次に、小学生くらいで子供部屋を与えた時に「この部屋は自分で片付けなさい」でもやや遅いです。
その時点で「散らかす習慣」がついてしまっている子供なら、いくら言っても部屋は散らかるはずです。「自分の部屋なんだから好きにしていいじゃん」と思う子供も多いでしょう。
理想は、もっと小さい時に、自分のスペースやおもちゃ箱などを与えた時から片付ける習慣をつけることです。これが一番スムーズで、しかも、子供が小さいため反発も起きません。
「片付けるのが当たり前」の習慣をつけることで、将来子供部屋を持った時も、自然と片付けるようになるのですね。
(ただし、片付けることが必ず必要かと言えばそうとも限りません。あくまでも例の1つです)
何事も「最初が肝心」と言いますよね。
教育でもそのとおりで、「しつけ」においても、できるだけ早い段階で、それも子供が反発しない年頃に「当たり前のこと」として済ませておくのが、親も子もお互いに楽なのですね。
そもそも、「しつけ」(≒親が半強制的にやらせるやり方)では、反抗期に差し掛かった生徒には通用しません。そして、本来しつけが最も有効な「1.人間性」の大部分や、「2.学校の勉強」における「学習習慣」などの部分は、もはや完全に手遅れなのです。
そうすると「もっと早くやっておけば良かった・・・」となりますよね。しかし、そうばかりとも限りません。
前もってそれを予見した親の多くは「小さいうちから早期教育を!」となるのですが、ここでまた悲劇が起こります。
もうお分かりの通り、3つの教育のバランスが大事なはずなのに、多くの親はなぜか「2.学校の勉強」の小学校入試、中学校入試に偏ってしまうのですね。そうして、頭は良くても親を大切にしない子供や、突然やる気を無くして勉強からドロップアウトしてしまう子供、勉強はできても社会に適応できない子供などが発生してしまうのです。
「早期教育が良い、悪い」と議題になりますが、「早いことそのもの」が良いわけでも悪いわけでもありません。早くからやるべきことは、早いほうが良いというだけのことで、基本的には子供の成長段階に合わせることこそが大切です。
そして、学校の勉強について言えば、そこまで慌てる必要は無い一方で、その他の教育とバランスをとってやるのであれば、早くやるのもそれはそれで問題はありません。
本当に悪いのは、学校の勉強ばかり焦って早め、その一方で、人間性や社会生活の教育を犠牲にしてほったらかしにすることです。
こう言うと「幼い頃から、全てをバランスよくやっておけば良かった。どうしてもっと早く教えてくれなかったのか・・・」と思う方もいるでしょうが、実はそれも間違った思い込みですから、そんなふうに気落ちする必要はありません。
なぜなら、小さい頃から全てにおいて完璧を目指すのも、また別の歪みを生んでしまうからですね。
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