中学生に算数を復習させる際の親の心得 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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「小学生の算数が苦手な中学生のための、家庭での効果的勉強法」
 



(1)短い期間かつ自力で算数の総復習は無理だと割り切る。

 算数の復習を全部やっていたら、それこそ1ヶ月では絶対に足りません
 それでは、重要な小5から小6の内容をやればいいかと言うと、それでもやっぱりやることが多すぎます。

 それに、小学校でじっくり習って理解できないところが、1ヶ月程度見直したからといって簡単にできるようになるはずがありませんよね。

 さらに技術的なことを言うと、中学になっても算数を分かっていない生徒に算数の本質をちゃんと教えるのは、プロの教師でも難しいです。(できる先生をめったに見かけません)


 保護者が教えるとしても、生徒が自力で克服するとしても、プロの教師でも難しいものを家庭でやりきるのはかなり無理があります。

 しかも生徒が苦手意識を持っているとしたら、短期間での克服はあまりにハードルが高すぎます。それができる子は、もともと復習の必要の無いレベルの子ですからね。

 だからと言って、すぐに塾に行けとは言いませんよ。
 仮に行かせても、一般レベルの塾に入れたところでは、大して意味が無いですからね(笑)

 実際に必要な対応は次のようなものなのですが・・・

(ⅰ)本当の克服には時間がかかることを認識する
(ⅱ)そのため総復習は諦めて、苦手なところ&必要なところに絞る
(ⅲ)「小学校の算数」ではなく、「中学数学に必要な算数」に絞って練習する

 こういったことは、一般の塾では滅多にしてくれないです。


 もし塾任せにするなら、信頼できるところをしっかり探すべきですし、塾に任せないなら、ご家庭で手当てしてあげてください。


 なお、このうち(ⅲ)は親だけで判断するのが難しいため専門家の助言が必要ですが、(ⅰ)や(ⅱ)は自力で何とでもなるはずです。

 反対に、多くの家庭が(塾でも・・・)よくやるように「小学算数の総復習」のような問題集を買って、全ページを満遍なく必死でやらせても、ほとんど効果はありません。

 ここを間違えないようにしてくださいね。


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