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深夜の星空特急 s-no.1

暗闇に車体を溶かして走る光の窓



光の列車、

行き先は、アンドロメダ星雲?プレアデス星団?
まだ決めていない、というのはうそ

本当はもう決まっているけれど
知らない振りして
迷いながら辿り着こうとしているの




【詩】秋の触手

重い窓を開けると

         ひぃんやり、

秋の触手が浸潤する


   秋虫達の蜜月
   鳥がはばたき
   葉がざわめく


触手は一度わたしの頬を撫ぜ
窓の外へ帰って行った

季節を忘れたわたしに
秋声を残して







【詩】それを生という

はるか太古の時を知る粒子たちが
わたしというヒトを構成する
きまぐれな偶然の重なりが悠久の時の流れの中に
わたしが存在することを許した

ほんの100年間だけ


自分で自分を造り出すことが出来ずに
あらゆる種類の地球上の部品を借用しながら
わたしは存在している

そう、
わたしの涙はかつては大海でたゆたう水母
わたしの肉はかつては荒れ野を駈ける黒い馬
わたしの息はかつては大樹を優しく撫ぜる春風


いずれいつかわたしは朽ち落ちて
その構成粒子は還っていく
全てが残らず還るだろう

海へ
野へ
空へ


その時に彼らは必要とされる処で
必然的に新しい存在となる



願わくば
彼らがわたしであった頃を
あたたかく思い返すことがありますよう

光の輪郭


碧い眼のさかなは月で泳ぐ-光の輪郭


形のあるものとないもの
見えなくても在るもの
見えていても無いもの

形をもたぬ光は光として在り続ける
それを教えるのは
あふれんばかりの光の輪郭を携えた
みどりの葉たち

うまれて、いきて、またうまれて


碧い眼のさかなは月で泳ぐ-rebirth


その躯を苗床にして
繰り返し
何度も
生を営む
まるでそれが意思であると
示すかのように





*growth

碧い眼のさかなは月で泳ぐ-growth



生物は、
「生きるための物」だから
理由を問うても
問わずとも
生きて
生きて

まるでそれが意思であると
示すかのように