aioso** -4ページ目

光射す s-no.5

雲間から水色の空がのぞき
淡い光が降り注ぐ


<blockquote>あ、かみさまが降りてくる</blockquote>


だれかのひとり言が目の前にぱさり、と落ちた



なんていう名前のかみさまなんだろう



わたしはだれかさんの落としたひとり言を拾っていた





かみさまに会えなくても
光のぬくもりは
わたしの胸の中




風の人 s-no.6

自転車に乗る

坂道を下る

スピードが教える

”あなたは今風の人”

黒いひと s-no.7

このあいだちちとでんわではなした

ひさしぶりのこえだった

つかれとさみしさがにじんでいた



でんわではなしながら、ふと

しかいのみぎがわを

くろいふくをきたひとがなんども

おうふくしているきがして

そちらがわをむいたのだけれど

だれもいなかった







先日行われた、祖父の告別式に私は行かなかった

理由はよく分からない


けれど、喪に服しているのだ、

誰かが私のかわりに。


phone call s-no.8

phone call for you



中学校時代英語が好きだった
英語だけはクラスで誰にも負けなかった
当然自信があった


英語以外はすべてダメだったので
私の成績は偏っていた
アンバランスな自信だった




phone call for you




だれかとはなしたいとき
ひとはでんわする




phone call for you




英語はもはや自分の武器ではなくなって
自分の存在を否定することが
日課になりつつある
今日この頃

新しく知った事実、
自分自身を認められないと
人も自分を認めないのだということ


そして
やや目線を下にして
うつむきがちに
小さな声で話すのが、マイブーム





でも、今日は電話がかかってきた



"いつ会えますか"




だれかとはなしたいとき
ひとはでんわする


でんわのあいてにあいたいとき
ひとはでんわする



他愛のない用件であったとしても
phone call




少し大きめの声で
はっきりと話す自分がいた


単純な話だけれど
今のマイブームはそろそろ去って行くのかもしれない


熱 s-no.2

混じりあって
こんがらがって
もつれ合って
思考と情報の糸



    出口の無い迷路
    答えの無い文章題
    いわれの無いいいがかり



  これからどこにいけば
  どうやってすすめば
  なにがただしいのかはんだんできない


目の前まっくら
頭の中まっしろ



そんなときはアイスノン!



   
フリーズしたノートパソコンの裏側を
   アイスノンで冷やしましょう!
   熱でおかしくなった動きがほら元通り




しょせんは人のあたま
熱さえさがれば
もとどおり