2015総括 | TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

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「日本発を世界へ」をコンセプトにセレクトショップSTUDIOUS、コンテンポラリーブランドUNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOを運営する株式会社TOKYOBASE CEO谷正人の公式ブログ。


まずは2015年もありがとうございました。

毎年毎年、この時期に振り返りをするわけなのですが、今年は何かやり遂げたというより、
何かやり残したという気持ちがいっぱいで、
このブログも何となく、サクサクとすすみません。


今年は年初めでも決意したように
挑戦の本番の年という位置付けでした。



まずはSTUDIOUSと全く別の新たな業態
『UNITED TOKYO』をスタートし、新たなメンバー、新たなマーケットでの挑戦でした。


生みの苦しみや新業態の失敗例などを反面教師に何としても会社を
次のステージにいかせるためには
絶対に成功させなくてはならないと
何年も前からあたためていた構想を
少しずつメンバーたちと具現化していきました。


外から見ると、もっともらしい当たり前のことを当たり前にやっているように見えるわけですが、
成功と失敗の紙一重の判断や拘りドコロはヒヤヒヤものです。


立ち上げにたずさわったメンバーは文句一つ言わずに未来を信じて、
本当によく頑張ったと思います。


UNITED TOKYOは無事にスタートし、
たったの1年で10億近くの売上を上げ、
しっかりと黒字化に成功しております。



そして、会社としては東証マザーズ上場を果たし、
今後より大きく成長するスタート地点にやっと立てました。
上場後はいい意味で変わりなく、
長期的な社会貢献、
株主還元ができるように、
日々の株価に一喜一憂せずに
1番大切である企業理念と
株式会社STUDIOUSのお客様に
どう感動を与えていくかという軸のみで
さまざまな経営判断を行っております。


そして、もう一つの挑戦である海外進出。

こちらはバツです。

中国の景気の問題や
既存事業の急成長による人員不足などの問題で
比較的に早い時期に
今年はやらないと判断しました。

もちろん、それにより、
海外人材の流出や社内のモチベーション低下などのデメリットも出ましたが、
大切なのが、進出ではなく、成功することであります。
創業以来、最も悔しかった出来事ですが、この判断を正当化するためには今は燃えています。



経営とは相反する矛盾なことを大きく舵をきり、
ビジョンに向かって船をすすめていくことです。


事業規模も200名近くになり、
どんどん船は重くなっていくわけですが、
それに耐えられるようなエンジンや
モーターを積み、
前へ前へとすすんでいかなければなりません。

商売の道理、人としての道徳、
このような根本はどんな規模になっても
かわらないわけですが、
船の大きさの変化により、
今までの常識が非常識になり、
今みでの非常識が常識になったりするわけです。

その変化に柔軟に対応するというより、
先陣をきって、
その変化を仕掛けていくのが、
私の直近の経営者像です。


今年は1勝1敗。


さて、来年は緻密に判断をして豪快な決断をして、
大胆にとびたいですね。