TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

「日本発を世界へ」をコンセプトにセレクトショップSTUDIOUS、コンテンポラリーブランドUNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOを運営する株式会社TOKYOBASE CEO谷正人の公式ブログ。

今年も1年を振り返りたいと思います。
最近、ブログ書いてる人、いますかね、、


みんなnoteとかですかね。

 

私にとっては1年に1度の恒例になりましたので、

備忘録として残しておきたいと思います。


さて、今年は年初から「楽しむ」という
目標を掲げてきました。

 

楽しみながら事業を伸ばす。

 

そして、社員にも楽しんでやってもらうというメッセージを

唱え続けてきました。


何故、楽しむことが必要かというと、
存在意義です。

 

ただのお金稼ぎでもなく、

競合をおびやかすことでもなく、

もちろん、趣味でもなく、
社会的意義がなければ、

意味がないと感じます。


特に上場企業になったからこそ、
売上、利益、株価をしっかりと
あげ続けなければいけないからこそ、
余計に考えたりするものです。

瞬間的に売上や利益、
株価をあげることはある意味、
簡単かもしれません。

雑な言い方ですが、
お店をたくさん出せば、
目先の売上はあがりますし、
人材への投資をやめれば、
利益は残り、
話題性のあるビジネスモデルを導入をすれば、

株価もあがるかもしれません。

しかし、中長期で見た時に
小さくなっていく日本のマーケットでは
間違いなく、「社会的意義のある事業」しか
生き残れないと思っております。

 

そんな我々の理念はやはり

 

「日本発を世界へ」であること。

 

それ以下でもそれ以上でもなく、

本当にこの理念を達成しなければ、

いくら会社が大きくなっても、上場してようが、

存在意義はありません。

 

さて、そんなことを強く考える今年でしたが、

大きなことの一つに、、


STUDIOUS-TOKYO-上海店

の成功でしょう。

中国大陸初進出ということ、
現地企業と組むことなく
すべて自分たちでやっていること、
その最初のスタートの売り上げや情報が中国全土に広がり、
日本では考えられないような各地域の
一等地から素晴らしい条件でオファーをいただけたこと。

価格競争に入ることなく、
本当に日本のブランドを見たことない人、
求めているけど買う場所が今まで見当たらなかった人、
そんな世界中の新たなお客様が増えている様子を見ると、
事業の存在意義を強く感じました。

 

一方、香港では6月から大規模デモが
行われています。

ここでは政治がどうこう
言うつもりはありませんが、
我々の香港の店の目の前では
催涙弾が放たれ、
警察と市民がにらみあいをしているわけです。

営業もなかなかできずに
売上的にはかなり苦戦をしていますが、
それ以上に現地に出向している社員たちは
見えない不安と戦い続けています。


出向している日本人社員が香港社員全員分の自宅住所を

何かあったらと私宛に送ってきたことに身が凍りました。

 

「日本発を世界へ」というのは単純にお店を出して、

いい商品やいいサービスを提供することだけではないんだと。


本当の意味でのグローバル企業になるというのは
そんな状況も含めた組織作りや商習慣の対応、
日本の湯船に使ったスタンダードが
世界からみたらスタンダードではないということです。

 

特にこの1年は香港、上海、北京だけでなく、

広州、深圳、成都といった次の中国の都市

やパリやNYでも実際に出店候補物件をたくさん見てきました。

 

ますます、日本発を世界へこそ、

ファッション業界におけるまた、未来のお客様における

我々の存在価値だと感じています。

 

 

また、今年は様々な人材が入ってきました。

もちろん、新卒社員もたくさん入りましたが、
様々な企業からたくさんの
中途の優秀な社員が入ってきました。

年齢的にも40代、50代、
一流企業での事業部長や子会社社長経験者、
外資系企業の日本のトップ、大手セレクトショップのMDやバイヤー、企画デザイナーなどなど。

井の中の蛙にならぬように、
私を含めた既存人材よりも優秀な人材をどんどん採用していき、事業をのばしていく。
そんなサイクルに入りつつあります。

2020年はとにかく、
磨くことだと思います。

 

横に広げるのでなく、

縦に磨くこと。

来年は外で感じたことがたくさんあるので、

事業を磨いていきたいと思います。

 

いや磨かずに新品に取り替える事もあるかもしれません。

 

次の目標達成に向けたエンジンを。


続きは年始のブログで。