就活生の皆さんへ | TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

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「日本発を世界へ」をコンセプトにセレクトショップSTUDIOUS、コンテンポラリーブランドUNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOを運営する株式会社TOKYOBASE CEO谷正人の公式ブログ。

本日は就活生の皆さんへ書きたいと思います。


このブログを読んでいる皆さんは少なくとも、
「好きな嗜好品ファッションで成功したい!」
「若くして成功したい!」
大なり小なり
思っているかと思います。


そもそも、ファッション業界の入口は非常に広いです。
有名なラグジュアリーブランド業界からセレクトショップ業界もあれば、
地方にあるような小さなお店やショッピングセンター業界も広義の意味で言えば、
アパレル業界になります。


極論、高校生でもアルバイトから参入できます。


しかしながら、小売りビジネスモデルの特性上、入り口は広いので、
業界の平均年収は低く見え、一般社会からの
社会的地位は決して高いとは言い難いと思われます。



そんな業界イメージがあるのか、学生などから話を聞くと、
「ファッションは好きだけど、アパレル業界への就職は親から反対された…」
「アパレル業界は将来が不安。一流大学を出て、就職するにはちょっと…」。

と言った声も現実、耳にします。


そんな風に思っている学生はどっちみち成功しないと一言で片づけてしまえば、
そうなのかもしれませんが、私自身は無限の可能性を秘めた学生には
未来の業界の拡大において歩み寄りたいと思っております。


現在就職活動をしている皆さんの中には、本当はアパレル業界へ就職したいけれど、
業界の将来への不安や家族からの反対により悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。


しかし、未来を想像して下さい。


あなたは、家族や周りの目を気にした“建前”だけで就職先を決め、
やりたくない、あるいは興味のない仕事を通じて成長を果し、
それをやり続ける自信がありますか?


当然、仕事は厳しいものです。


仮に好きな業界に入れても、入れなくても、大変なことやイメージと違うこと、
めんどくさいこと、人間関係のこじれ、、


さまざまな壁があるでしょう。


そこで多くの人はあきらめてしまうわけですが、
自らの意思で選んだ好きな業界であれば、
あきらめる確率は非常に低いです。


好きでない業界を選べば、
「本当は違う業界が良かったのに、、」
「何となく、決めた業界だから転職しよう、、」
追い込まれたときにいくらでも正当な逃げ場ができてしまいます。


どんな仕事においても継続しなければ成功はしないですし、
どんな仕事においても地味で大変な下積みは必要です。

サッカー選手でもミュージシャンでも
ビジネスマンでも起業家でも同じことが言えます。


世の中の成功者と呼ばれる人は大概は好きなことを仕事にしています。
それはそうです。
成功するためのハードルを何回もクリアしていくためには
好きなことでないと心が折れてしまいますからね。


しかし、好きなことを仕事にできない人が多いのも現実です。
さまざまな環境で必ずしも自らが仕事を選べないという事情がある人もいるかと思います。

ただし、少なくとも、自由に職を選べる環境にいる無限の可能性を秘めた学生は
好きなことを仕事にしてほしいと心から思います。


10年前、私も就職活動をしていました。

「好きなファッションで成功したい」という夢を持ち。


親や大学時代の仲間の影響でさまざまな業種の説明会にも行きました。

ITメガベンチャー、ITベンチャー、メーカー、証券会社、VC、コンサルタント、百貨店、アパレルメーカー、繊維商社、、

どれも素晴らしい立派な企業でしたが、私がわがままだったのか、
とても働きたいとは思えなかったですし、当時の私は
そんな大人に憧れることが残念ながらできませんでした。


就職活動上の名目でアパレル業界だと区切られる
アパレル系の会社の説明会に行っても同様でした。

当時の私は年齢のずれた百貨店系の服や
繊維商社の量販系の服にも興味がもてませんでした。


ITベンチャーやコンサルタントで経営を勉強してから
ファッションをやるという選択肢も考えたのですが、
そんな遠周りをする時間も根気もありませんでした。

今、思うと、IT系の会社のファッション事業が
ほぼ上手くいかない理由は同じですが、
業界内にまず入らないとファッション業界では成功できないでしょう。


そうなると、規模感含めた入りたい会社が本当にしぼられました。


当時はセレクトショップも積極的にリクナビ、
毎ナビを使っているところも少なかったので、
アルバイトからの就職も視野にいれて就職活動をしていました。


結果的にセレクトショップ業界に入り、
今にいたるわけなのですが、この入り口が間違っていたら、間違いなく、
今の私の人生はないと思っています。


私は学生時代に洋服の勉強をしていたり、
販売のアルバイトをしていたわけでもありません。

仕事選びは誰にでも平等にチャンスがありますし、
環境が人を育てます。


私は「好き」を仕事として選択し、誰よりも成功する夢をリアルに純粋に追いかけました。


そして、今でもその夢をリアルに追いかけています。


社会にでれば、仕事はどんなことでも大変です。


やりたくないことでも笑顔で対応しなくてはならない時もあります。


しかし、苦しい時に頑張り抜けるのは、
やはり「好きなコト」「自分で選択したこと」以外にありません。


だからこそ、自分の心に素直になり、
「好きなコト」で挑戦して欲しいと思います。