made in japan ① | TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

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「日本発を世界へ」をコンセプトにセレクトショップSTUDIOUS、コンテンポラリーブランドUNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOを運営する株式会社TOKYOBASE CEO谷正人の公式ブログ。

先日、今後、STUDIOUSのオリジナル商品を作る上で
重要な国内の生産背景、
いわば、国内工場の見学に行ってまいりました。

今回は西日本が中心で岡山から入り、大阪、岐阜、愛知と・・


ここでSTUDIOUSとして
よくやりたいことを勘違いされやすいのですが、
何も「made in japan」の商品を世界に
発信したいのではありません。


逆に「made in japan」の商品は
私たちがSTUDIOUSをスタートする前から、
すでに世界から認知されていて、
すでに認められていると思っております。



もちろん、アパレル製品に限らず、自動車、電化製品、精密機器等々、、


STUDIOUSとして、
1番発信していきたいのは「日本発のクリエーション」なのです。


日本のクリエーションは
20年以上前は言ってしまえば、
欧州やアメリカの最先端のデザインなどからの
パクリ文化だったのが事実かと思います。


影響を受けたといえば、それまでなのですが、
日本発のクリエーションである「TOKYOオリジナル」というものは
昔は少なかったと思います。


それが近年、世の中に影響を与える
若手デザイナーや若手クリエーターが徐々に増え、
確実に「TOKYOオリジナル」が増えてきました。


若手とは言っても30歳~40歳くらいまでなのでしょうが、
私含め、彼らが洋服やクリエーションというものに
興味を持ち始めた頃の日本には
すでに海外からいいモノが伝わっていて、
日本市場も成熟していました。


それなら、自分たちが発信する新たな
「TOKYOオリジナル」をつくり、
発信していこうというのが、
始まりなのではないでしょうか・・


洋服文化で言えば、
90年代初頭の渋カジブームが終わり、
第1次裏原宿ブームがその「TOKYOオリジナル」の先駆けとも言えると思います。


そんな時代から20年近くたち、
「TOKYOオリジナル」は数も増え、
質もだんだんと高くなってきました。


昔はマニアックな若いカルチャーでしたが、
いまや、日本を代表する文化になってきています。

そんな文化を自信をもって、
世界に発信していくのが
STUDIOUSの使命だと思っております。


TOKYOオリジナルのいい所は
ルールに縛られないこと。
特に年代や文化、国柄、ルーツにとらわれず、
自由なクリエーションを洋服に反映させる。


しかし、そんな「自由なクリエーション」が「リアル」であること。


洋服としてはアート寄りの作品のような素晴らしいモノもありますが、
TOKYOというストリート(ストリート系ではない)に主戦場をおいた
リアルな服であることが重要だと思います。

昼に街を歩くこと・・
会社にいくこと・・
パーティーに行くこと・・
旅行やアウトドアも・・

すべて、TOKYOストリートで行なわれていることです。


そして、そんな「リアル」な「TOKYOオリジナル」の背景には
「made in japan」の本質があると思います。


よって、いくら「made in japan」でも
「TOKYOオリジナル」の要素が入っていない洋服は
STUDIOUSでは扱う気もないですし、
やりたいこととは違います。


その「TOKYOオリジナル」があり、
初めて「made in japan」の話になっていきます。


長くなってしまいましたので、この続きは次回・・