続いて、靖国神社・遊就館でのフィールドワークについて紹介したいと思います桜

 

靖国神社というと、第二次世界大戦の英霊を祀る神社というイメージがあるかもしれません。侵略戦争の象徴であるとして、近隣諸国からの批判を受けていることを、ニュースで耳にしたことがある人も多いと思います。神社の公式HPには、

 

 明治維新、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、満州事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命をささげられた246万6千柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています。

(靖国神社 :

http://www.yasukuni.or.jp/index.html

 

と書かれています。

 

 

また遊就館とは、「御祭神の遺徳を学び、また古来の武具などを展示する施設」として1882年、靖国神社に併設された資料館です。第二次世界大戦を経て一時は機能が停止し、占領軍が接収した会社の事務所として使用されていたものの、1986年にはおよそ40年ぶりに営業が再開されました。そして2002年には本館を全面改装、展示手法・展示内容も一新されました。

(遊就館 : 

http://yusyukan.yasukuni.jp/

 

 

 

~初回の記事で挙げたポイント~

「歴史」を後世に伝承するための、学習教材的側面が強いのか。

遊就館の見学には、60分・90分・120分コースがあり、それぞれに順路が決められていました。実物資料や写真だけでなく、年表や映像資料なども用意されており、予備知識がなくても「歴史」を理解できる展示になっていました。ここも、観光というよりは学習のための施設だと感じられました。

 

そのスポットを「負の遺産」であるとみなさない場合もあるのか。

靖国神社の本殿などは、普通の神社と特に違いがないように思われました。(警備員がやたら多いことを除けば…)

遊就館の展示は、戦争を”悪”とし、批判する立場のものが多かったので、「負の遺産」を意識したものになっていると感じました。

 

観光収入を目的として観光地化されたスポットであるか。

神社自体はもちろん入場無料で、お札やお守りの販売も普通の神社と同様に行われていました。遊就館の入館料も、展示のボリュームを考えるとそこまで高いものではないと思います。

観光収入目的で観光地化されたというよりは、歴史的遺産として観光地になってしまったスポットであると考えられます。

 
 
個人的には、戦争における”死”を扱っているということよりも、天皇を軸とした歴史の語られ方がされていることに、触れてはいけない「ダーク」な要素を感じました…
遊就館の展示も終戦までで歴史が終わっています。
それ以降の首相や官僚などで、「平和な日本」をつくるために尽力した人については一切触れられていません。
 
戦後、象徴天皇制になったからでしょうか…?
あるいは戦前からの複雑な思想的影響を受けている…?