今回の旅、出発の前日にトコトココンサートがあったこともあり(もちろんしっかり打ち上げまで)、プランはすべてmomoさん任せ、実は詳しい行程をほとんど知らずに行動していたんです。
チョベ国立公園のある国境の町カサネから、タクシーで400Km(!)、Gwetaという小さな町に着きました。
「明日はキャンプだよ」とのこと。そういえば「屋外で寝るよ~」と聞いていたっけな・・・。
そこから出かけたマカディハディ塩湖のキャンプは、まさにこの旅のハイライト。予備知識がほぼゼロだったことは、ここで得た感動を何十倍にもしてくれたように思います。
Gwetaのお洒落なロッジを出て約3時間、キャンプ担当スタッフのオヤブンさんが豪快に運転してくださるオープンジープに揺られ、気づけば景色はサバンナ!(ところどころ人は住んでいるようで、放牧されている動物にもたくさん遭遇しました)
何度見てもその不思議なかたちに目を奪われてしまいます。
そのうち、地平線が目の前に。
小さくて機敏で、でもなんだか吹き出してしまいそうな動き。これがもう、可愛いんです。ファミリーで行動するらしく、穴の中から次々に出てきました。
みんな同じ方見てます。 何か?
一人一台、バギーに乗りまして
マカディハディ湖にやってきました。
スイスほどの面積があるというこちらの塩湖、雨季は水深1m前後ですが、乾季には完全に水が無くなるそう。
免許を持っていない私、バギーの扱いに苦戦し半泣きで運転していましたが、ふと見渡すとあたりは真っっっ白。 砂ぼこりのため前後の人と車間を開けていましたので、360度何にもない白の世界にたった一人、という状況もしばしば。 解放されすぎて笑いが止まりませんでした。そして叫ぶ、叫ぶ叫ぶ~!!!
そう、私たちはこのマカディハディ塩湖で一晩を過ごしたのです!
美味しいシチュー、持参した南アフリカ産ワインで良い気分♪だんだんあたりは闇につつまれてゆきます。
そして見上げると・・・・
宝石をちりばめたような、満天の星空。
思わず息をのみました。
私たちは地面の上に直接寝袋を敷きまして、顔だけぴょこんと出しまして、降り注ぐ星たちの下で眠りにつきました。
夜明け前に目が覚めたのは、突然強い風が吹いたからです。
あとからオヤブンさんに「月が出るときに吹く風なんだ」と教えてもらいました。
ほんの少し恐怖を感じながら寝袋に顔をうずめたそのとき、すぅーっと流れ星が落ちました。
こんな感じ。
まさかまさか!こんな体験が出来るとは思ってもいませんでした。
地球の上にごろんと、でもポツンと寝っころがって、
放っぽりだされたような、でも包まれているような・・・
オープンにして、解きほぐして。心のマッサージをしてもらった気分です。
本当に素晴らしいキャンプでした。
最後に
カサネからGwetaまで、400kmの往復(2泊つき)という無茶な仕事を引き受けてくださったタクシー運転手のフルーツさん。momoさんがカサネの町でたまたま出会った方でしたが、なんとこの方、オヤブンさんのいとこでした。
我が妹の人運には驚かされるばかりです。
お世話になったすべてのみなさまに感謝![]()
旅行記はもうちょっと続きます。










