・「しあわせの絵の具」
期待 △
没頭 ○
結果 ○
好感 ◎
リピート ○
ーー前回観た「グレイテスト・ショーマン」とはまったく正反対の作品。とても地味で静かにゆっくりとした時間が流れてるような空気感を感じさせてくれる作品。「しあわせ」の意味をじっくりとかみしめながら考えることができた。
良さそうな映画だろうけど、ちょっと苦手な感じかもと思ってあまり期待はしてなかった。映画の前半の打ち解けてくるまでの空気感は、ちょっとあまり好きにはなれないものがあった。
すごく印象に残った場面がある。
初めて魚を届けに行った帰り道に「初めて絵が売れた」と言葉がもれるところは、流れの中の一瞬だったけど、感動して嬉し涙があふれそうだった。
この話も実話だったようで、実話ネタと原作の映画化っていうのがじつにこの世界は多いんだとも気づかされた。
でも、この作品、これといった派手な仕掛けみたいなのはないんだけども、じつに引き込まれたのは、それだけ役者さんの演技力によるところが多かったのかもしれない。
「しあわせ」って人それぞれのいろんな形があるし、それぞれ違っていて良いんだ、て改めて気づかされた。これまでの時代って、こうあるべき、という幸せの形みたいなものを、標準化・画一化してきたようなところがあるけど、それがかえって多くの人々に「不幸せ」を感じさせてきたと思う。今、自分のまわりに目や耳を凝らせば、そこには自分なりのオリジナルな幸せを発見できることか。
ともかく、静かにしばらく余韻を味わうことのできた映画だった。(ホント、「グレイテスト・ショーマン」と正反対だわ)