■友人に案内を頼まれ、壇ノ浦周辺をドライブしました。まずはフェリーで彦島に渡り、福良の港を見ながら下関市立水族館「海響館 」へ。見た目普通の水族館ですが、ここの特色はフグ類の充実。こんなにたくさんいるもんなんだとあきれるほどフグの仲間がいます。種類が多くだけではなく、このように砂にもぐって休んでいる珍しい姿を普通に見ることができます。
■タイミングが合えば、アザラシの給餌、スナメリのトレーニング、イルカ・アシカショー(ゴマフアザラシの子どもも出演)、ペンギンの給餌が順に観られます。アザラシやスナメリの向かいにある、クラゲの水槽と珊瑚礁の水槽はとても美しいです。プチ情報:ここのトレーナーさんは、イケメンが多い! イルカやアシカを見るのは当然だけれど、トレーナーさん達をチェックするのもおすすめです。
■散々観倒した後、お腹がすいたので早めの昼食を…と海響館の隣にあるカモンワーフ へてくてく歩いていき、お刺身定食をおいしくいただきました。ものすごくお天気がよいのでビールでも一杯ぐっと行きたいところだけれど、我慢我慢…。運転しないといけないからね(辛)。
■カモンワーフ内を散策していて目に付いた「垢田のトマトソフトクリーム」の字…。垢田のトマト…ご存知ですか? コアなグルメの間で話題の超美味なトマトです。「カモンワーフで垢田のトマトのアイスを売ってるよー、結構おいしいよー」とうわさには聞いてたけれど、これかぁ…!! 早速注文。ざく切りトマトを凍らせてあるのをミキサーにかけ、バニラのソフトクリームにブレンドしてサーブしてくれるのですが…「おいしい!!」トマトの香りとバニラの風味、決して悪くは無い、むしろおいしい。クセになりそうな味わいです。リピート決定。垢田のトマトソフトクリームについて詳しくはこちら 。
■そうこうしている内に、海沿いの小さなステージの上でカモンワーフの観光寸劇 が始まりました。去年の「義経八艘飛び」は、ビミョーな感じが否めませんでした。それは、かんかん照りの屋外、海っぺたの小さなステージで、書割も装置も無く、照明だの特効だのが使えない条件下、たった3人の出演では壇ノ浦合戦という題材のスケールが大きすぎて描ききれていない部分が多過ぎたように思えたから。今年の題材は「耳なし芳一」。出演は平家の落武者(亡霊)さん達2人と芳一さんの合計3人。場所、機材、人数の条件は去年と全く同じだったけれど、去年のより観やすかった。いきなり武者が3人ステージに登場した去年に比べ、今年は芳一さんが落武者(亡霊)に手を引かれて静かに登場する導入部分から説得力がありました。また、赤間ヶ関の阿弥陀寺(現在の赤間神宮)境内で起こった怪異にまつわる話であるというスケールも妥当だったように思えます。「ん?」だったところは、「芳一さんの耳を太刀で斬り落とした」という部分。やっぱしここは冷たい手をあてがい引きぎるというのが正しいのでは? お経が書かれている体は見えてないのに、宙に浮かんでいる耳をわざわざ太刀で斬り落とすことも無かろうと。
■コスチューム・チェック!! 落武者(亡霊)さん達のコスチュームは去年のを使ってました。去年の知盛様役の緋色縅と能登殿役の萌黄匂縅。ヘアスタイルは月代のあるざんばら髪。弓懸、射籠手はしておらず、足下は小紋の地下足袋着用。メイクはきっちり落武者(亡霊)のメイクでしたが、主に舞台下手側に立っていた緋色縅の落武者クンは若くて背も高くイケメンで、太刀の扱いも上手でした。落ちる前の武者姿も見てみたいわー。芳一さんは、墨染めの衣に網代笠、素足に草履で琵琶と撥を携えています。髪型はどうなっているのかと笠の中に目をやると……あら、女性だわ。髪の毛は日テレ西遊記のお師匠さん状態にしてありました。上演後は記念写真撮影ができます(芳一&亡霊ズ・グリーティング?)。演技中はいかめしい表情の落武者(亡霊)さん達も、ここでは元気な笑顔でとても礼儀正しいです(メイク&扮装と笑顔のミスマッチが観ていて面白い)。今度は時間のある時に行って、是非落武者(亡霊)さん達と写真を撮ろうと思いました。
■そして赤間神宮 。お天気がよいので水天門が空に映えてとても美しい…。まずは安徳天皇御陵にお参りして、神宮本殿へ。そして、「さっきのカモンワーフでポスターの題材になってたでしょ?」と芳一堂を案内。続いて平家の供養墓「七盛塚」へ。とてものどかで少し暑いくらいのお天気なのに、この塚の前はいつきてもやっぱりひんやりしている…。「ここは供養墓でね、天明年間に…(中略)…芳一が琵琶を弾いていたのはこの墓の前だったといわれてるんだよ。」と一通りの説明をして、灯明を上げ、香を手向けてお参り。友人の「トモモリの墓はどれですかぁ?」の問いに、「あー、前列左から二つ目のこちら…。」と、その墓石の前まで歩み寄ったときに、上空に強めの風が吹き、なぜか私の上だけに木の葉がさらさらさらさら…と降ってきた。「こ…これは演出じゃないからねっ!!」「○○さん…好かれてますねぇ…。“ようも存知ておるのう…”って言ってるように思えるんですけど…。」…友人Gよ、あんた、「見えてる」のか??? 忘れずに「七盛宮」にもお参りしました。
■その後、この日の海峡コース最後のスポット、みもすそ川公園へ。潮風が心地よく、空も海も青くてとても気持ちがいい! 「あそこの電光標識見える? 4…↑…Eって…。」「見えます!あれ何ですか?」「あれはこの海峡の潮の流れを…(中略)…ってことなんだよ。」「へぇー…!!海の上にもそういうものがあるんですねぇ…!!」と話していると、近くで「ちょーーーん!」と拍子木の音。歴史体感☆紙芝居 の始まりの合図です。「見て行く?」「見たいです!」というわけで、壇ノ浦合戦の紙芝居を見ました。このシリーズは何度か観たけれど、今日の語り手さんはオーバー・アクション。口調も芝居っ気がたっぷりでケレン味があり、話のまとめ方がお上手。いつもこういう人に当たるといいなぁ…。見るたびに思うんですが、この紙芝居、平家武者がみんなゴリラかラオウかアントニオ猪木さんのようなごっつい感じに描いてあります。いくら武門だとは言え、京の雅の中で育った平家の公達がこんなにゴツいのはイヤだ…(泣)。
■…というわけで、その後関門橋を渡って豊前の地に戻り、映画など見て帰りました(リバイバル上映 海猿&TRICK劇場版2の2本立)。たっぷり一日遊び倒して楽しかったっす。
