漏洩。 | ひっそりブログ「とりあえず。」

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■「一体、どこから漏れたのか?」……。とてもプライベートな情報だったのになぁ…。

■知り合いのおっちゃんが家にやってきたときのこと。

「あんた、笛やってるんだって? 吹いてみせてよ。」
「……は? ……一体どこから嗅ぎつけ来たんですか??」
「同窓会であんたの父ちゃん(父)から聞いた。」

………漏洩元は身内でした……(泣)。

■まぁ、家族の顔を潰すわけにもいかんので、八本調子のプラ管で、練習中の「涙そうそう」(こういう曲に手を出し始めた)を吹いてみる。最初、からかい半分だったのか薄笑いが浮かんでいたおっちゃんの顔が真剣になったですよ。

「………ちょっと、甲(かん)の4、5、6、7くらいの音出してくれる?」
「甲ですか?」

■スケール練習のように、呂(りょ)の一から甲の7まで駆け上がり、指定された音はちょっと長めに吹いてみる。

「………筒音は鳴るかね?」
「はぁ、鳴りますけど…。」

■指孔を全部塞いで太目の息を太く緩く下向きに…というコツを割と最近体得したので、難なく筒音が鳴る。

「高い音も低い音も、しっかり出とるねぇ…。いつ頃から練習しとる?」
「はぁ、多分6月の終わり頃だったと思いますが…。」
「3ヶ月くらいかね。誰かに習うたんね?」
「いいえ、教えてくれる人もいないし、お教室も時間帯が合わないんで、教則本とCDで練習しました。」
「独学でかね……大したもんやねぇ…実はね…俺達も先生について練習始めて1年くらいになるんやけど、俺達が1年練習したよりもずっといい音が出よると思うた。俺、かーちゃん(※奥さん)と一緒に習いに行っとるんやけど、あんたも習わんね? 一緒に演奏しょうや。一人でしよっても面白くなかろうもん…。」

■…情報が漏洩したばかりかスカウトが来ちゃったです。

■「……はぁ…。」
「いや、こういう邦楽は、一人でするもんやない。みんなでせにゃあいかんと。おばさんばっかりやけど、楽しいよ。来んね?」

■相手さんはめちゃくちゃ前向きです。…スカウトかぁ…。うーん…微妙だなぁ…。一応自分としては、たしなみ程度にできればと思いつつ、技量はあった方がいいに越した事は無いから、ロングトーンをやってみたり、苦手な大甲音を苦手なりに練習したり…成果は確実に出てるみたいだけどなぁ…目標は龍笛だからなぁ…敦盛とか博雅には及ばないまでも、「嫋々と」という表現がぴったり来る、遠鳴りのする綺麗な音が出せて、少し即興が吹けて、楽しめたらそれでいいからなぁ…(そしていつか、耳をもがれること覚悟で平家一門の墓の前で一人で吹いてみたいと…)…どっちかというと、合奏より独奏したいなと…何より生まれてこの方習い事ってしたこと無いのよねー、面倒くさくて。曜日を決めていくなんて、残業とか突発的に入るから全部出席するにはムリだし、発表会だとかなんとかもどうも好きになれないし…(あくまでも己でやる音楽は、己一人で楽しむものだと思ってます)。

「あのー…、因みに何流ですか?」
「は?」
「福原さんとか、鯉沼さんとか、藤舎さんとか、一噌さんとか…どの系列になるんですかねぇ?」
「知らんたい。でも、あんたくらいちゃんと音が出とったら、流派関係なくいけると思うけどねぇ。」
「はぁ…初心者で、足引っ張ることになりませんかねぇ…??」
「いやいや、俺達があんたに着いていくことになるかもしれんよ。どうね?一緒に稽古しょうや。」

■……その後さんざん説明を受けて、今月ある発表会に「絶対に」来てくれということになりました。発表会の様子を観てどうするか決めてくれと。……来たよ、発表会…。

「あんた、父ちゃんと一緒に来なさい。招待しちゃるけん。」

■父を引っ張り出すかぁ…このおっちゃん、共通の知り合いだもんなぁ…とても世話になっている人だし…もはや逃げられない状況に追い込まれているのかも…。

■というわけでー、とりあえず、月末頃の発表会には顔を出してみて、それから決めることにいたします。情報って…漏れるもんだね…篠笛用のサイレンサー…どなたか開発してください…(願)。