こんにちはニコニコ

 

今日は前回からの続き・・・ステンドグラスの茶箱の話です。

 

前回の記事はこちらドキドキ

 

こんな茶箱ができました!という話でした。

 

 

 

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完成した茶箱をご注文くださった茶道の先生にお渡ししたところ、早速お茶のお稽古に使ってくださいました。

 

しかもビックリマーク

 

私が作ったガラスの茶箱・茶筅筒・茶巾筒に加えて、ほかのお茶の道具(なつめや振出など)もガラス製品で代用し、ガラス尽くしの茶箱セットに仕立ててくださってラブラブ

 

茶道って日本のアートが集約されていると私は思っていて、そこに魅せられて当時茶道をぼちぼちやっていました。

 

器はもちろん奥深いですが、棗の形や塗り、窯の形や模様やその趣、その他の道具・・・茶杓、茶筅、建水、水指、棚、炉縁までも、なにもかもがアートラブラブ

 

陶芸も木工も鉄工も竹細工も塗りも織も・・・ありとあらゆる手仕事が道具の中に含まれていて、とっても贅沢!

 

掛け軸にお花、着物に料理にお菓子・・・茶道には広がりがあり、どこまでいっても和のアートが凝縮されていて、

ひとつひとつ知っていくことは楽しく、美しいものを見るのはまさに目の保養でした音譜

 

今回の茶箱はガラス製品で、そこをふまえて先生はガラス尽くしで道具をそろえてくださって、しかもそれらは元々お茶の道具ではないもの。

 

先生は、普段からお茶とは関係ないお店でも、お茶に使えるものはないかとアンテナを張ってみているそうです。

 

そうして集められたものが入れられたお茶箱セットは、和ではないけどやっぱりアーティスティックドキドキ

 

なんだかもう、感激しました笑い泣き

 

何度も茶箱を使ってお点前を練習し、みなさん使ってくださってとてもうれしくて。

 

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また、実際に使ってみて、初めて気づいた問題点もありました。

 

まずは、箱が重いことビックリマーク

 

茶箱はもともと木でつくられているもので、木よりガラスの方が重いのは当たり前ですが、本体を二重構造にしたことでさらに重くなってしまいました。

 

茶箱を持ち運びすること自体がお点前の一部なので、持って立ち上がるときなど軽いに越したことはありません。

 

もうひとつは、茶箱のふたの色が濃すぎたことビックリマーク

 

渋めの緑色なのですが、中に道具を入れてふたをすると、光がとおりにくくてかなり黒。

 

お点前の時にふたをとって畳の上に置いたら、もう黒でしかない滝汗

 

畳って色がついているので、ガラスを畳の上に置くと、透けて畳の色の影響を受けるということに考えが及びませんでしたガーン

 

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茶箱の練習を何回もやって、そこから月日は流れ、すっかり茶箱のことなど頭から消え去っていたある日。

 

茶道の先生から思いもかけないことを言われました。

 

「いつ言おうかと思っていたんだけど、

 

かけごの穴の位置がね、ちがうの」

 

・・・はてなマークはてなマーク

 

「左右反対なの」

 

!!!!

 

なんと、、、かけごの穴の位置が間違ってましたえーんえーん

 

私の作ったかけご(横にしたときに穴が右上)」↓

 

 

本当は、縦にしたときに穴が右上だったガーン

 

 

なぜにこんなアホな間違いを・・・私わりと慎重派なんですけど(説得力ない・・・笑い泣き)。

 

家で確認したら、製図も型紙も合っていたので、ガラスを切るときに裏表をまちがえちゃったのですね。

 

その後、茶箱をお預かりして、かけごの作りなおしをすることになりました。

 

かけごの底面を外して、裏表をひっくり返してつける作業。

 

昨年の夏に作業台ができるまで作業環境がなく、そこからステンドグラスを再開して、やっと昨年秋にこのお茶箱の直しに着手しました。

 

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かけごの作り直しをするのはもちろんですが、せっかく本体が手元にあるので、ふたもガラスを変えて作ってみることにしました。

 

いろんなガラスをとっかえひっかえ本体の上に置いてみて、本体と色や雰囲気が合うか、道具を入れたときの透け具合はどうか、畳の上に置いたときはどう見えるかイメージ。

 

作ってみて実際に道具を入れてみないとわからない部分もあり、どうしてもひとつを選びきれなくって・・・結局ふたつ同時に作ってしまいましたニヤニヤ

 

ひとつは、無色透明だけど、ストライプが細かく入っているので道具はあまり丸見えにならないガラス。

 

もうひとつは、かけごと全く同じガラス。

 

作ってみてどちらか合う方を使えばいいし、どちらも合うならその日の気分でふたを変えるのも楽しいかもニコニコ・・・なんてね音譜

 

早速作り始めたのですが・・・組み立て始めてから気づきました。

 

これ、どっちもゆがみのあるガラスだった笑い泣き

 

ゆがみがあると、サイズ合わせが大変あせる

 

でも、やっぱりゆがみがあるようなガラスの方が趣があって、どうしても選んじゃうのですね。

 

苦労してまた何回もサイズ合わせをして、やっとふたが完成しましたニコニコ

 

ふたみっつ(左が最初に作った濃すぎたふたです)。

 

 

立てて透過光で見ると↓

 

 

かけごの底も裏表ひっくり返して直しました。

 

勢ぞろいです!

 

 

ふたはどれがいいかな~はてなマーク

 

本体にかぶせてみて検討しました。

 

もともとはこれでしたが

 

 

透明のふたは明るいなニコニコ

 

 

でも、中にかけごと茶筅筒をセットすると一気に暗くなる。

 

 

かけごに色がついてるから、当たり前ですねあせる

 

次にかけごと同じガラスで作ったふた。

 

 

やっぱりこれがいいかしら。

 

かけごと茶筅筒をセットすると暗くなるけど、仕方ないですね。

 

 

予定が合わず、お茶の先生へのお渡しはこれからなのですが、先生がどう考えるかが楽しみですニコニコ

 

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ステンドグラスの茶箱の件は以上で終わりなのですが、この茶箱を作る中で多々考えることがありましたニヤニヤ

 

ステンドグラスと飲食について。

 

ステンドグラスの技術を使って、従来はステンドグラスで作られていないものを作ることについて。

 

技術的な壁にぶつかった時に、相談できる人のいないことについて。

 

オーダーメイド品を作るということについて。

 

などなど。

 

答えが出ているわけではなくて、まだまだそれらについては考えている途上ですグラサン

 

でも、現時点での思いとしてはあって・・・。

 

今までステンドグラスでは誰も作っていないような、新しいものを作るのは面白いと思うニコニコ

 

でも、そこに飲食が絡むなら今後は手を出すのをやめようかなということ。

 

餅は餅屋というか、ステンドグラスで作るのにも向いているものと向いていないものがあり、もともとハンダを使うステンドグラスに飲食は向いていません。

 

鉛フリーハンダもCチャンネルも、それを回避できる技術ですが、使いづらいし何にでも使えるわけではない。

 

そこを追求するより、ステンドグラスであることをより生かせるものを作りたい。

 

ステンドグラスは透過光で見るのが美しいので、そこを生かした作品を作りたいなニコニコ

 

・・・・という方向で考えているので、茶箱を作るのはこれが多分最初で最後ですドキドキ

 

まあ、そういっておいて気が変わる可能性もゼロではないですけどねあせる

 

・・・そんなこんなで、この製作で技術上のことだけでなく多くのことを学びました。

 

ご注文下さったお茶の先生には、こんな機会を与えていただいてとっても感謝していますニコニコ

 

お渡しして、またお稽古に使っていただくのが楽しみですラブラブ

 

私も大好きだったお茶をまたやりたい気持ちはあるけど、引っ越しちゃったから遠いなあ汗