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STUDIO F+

映像製作スタジオ STUDIO F+ スタジオエフプラスの公式ブログ

最近は他のSNSで記事を書くことが増えまして

なかなかブログまで手がまわりません・・

 

さて今回のブログは海外で公開された

日本映画の海外版チラシをご紹介します

 

 

 

これは

日本映画「続・深夜食堂」の香港公開版チラシ(表)

 

香港公開時の映画のタイトルは

「深夜食堂2」Midnight Diner 2

 

私が仕事で香港に行っていた時に

立ち寄った映画館に置いてあったもの

 

チラシのサイズは

日本のチラシより小さめで

B5サイズのような感じ

 

 

「続・深夜食堂」の香港公開版チラシ(裏)

 

裏面には中国語で

映画に登場する料理のレシピが

掲載されています

 

「豚肉湯」は「豚汁定食」のことで

「焼肉定食」はそのまんま

「炒鳥冬」はなんと「焼きうどん」だそう

 

「鳥冬」で「うどん」とは・・

 

日本語も中国大陸から来た漢字を

独自にアレンジして使っていますが

本場中国語の漢字はなかなか難しい・・

 

「深夜食堂」は安倍夜郎の原作漫画を

実写ドラマとしてテレビと

Netflixのシリーズにて放映されたもの

 

映画版は日本では

第1作目が2015年に公開

2026年11月に「続・深夜食堂」として

第2作目が公開されました

 

 

このチラシ

なかなかおしゃれな作りになっており

「めしや」の扉を観音開きで

開く構造になっています

 

チラシ上部に

「全城食客期待 2016 最窩心美味話題電影」

とありGoogleで翻訳によると

「街中の食通たちが、2016年で最も心温まる、

そして最も美味しい映画を心待ちにしている」

という意味だそう

 

うーん、やはり中国語は読めそうで読めません・・

 

そう言えば・・

香港の街を歩いていた時に

香港名物の二階建てバスの横にも

大きな「深夜食堂2」の広告が

張り付いていたのを覚えています

 

この「深夜食堂」という日本発のドラマは

中国、台湾、香港、韓国などで人気があったそうでミュージカル化や中国では映画化もされたとのこと

 

 

 

 

 


 

「食」にまつわるドラマだと

超人気作の「孤独のグルメ」が既にありますが

 

「深夜食堂」では

実在するお店の料理を紹介するのではなく

東京、新宿ゴールデン街の片隅にあると

設定された架空の食堂「めしや」に

集う人々の人間模様を人情豊かに描いています

 

香港の人も

この映画にヤクザ役として

「孤独のグルメ」の主人公

井之頭五郎を演じる松重豊さんが

サングラスをかけて登場していることに

気がついていたりするんでしょうかね

 

日本オリジナル版の映画チラシと

比較して見ると海外版のチラシとの違いが顕著にわかるのでとても面白いですよ

 

映画「香港から来たダイアナ公式サイト」

 

 

 

 

 

 

 

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山中貞雄監督作品「河内山宗俊」(1936年)の

4Kデジタル復元版ブルーレイを購入しました

 

 

先に書いた

ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します」

のブログでも書きましたが

 

現存する映画作品はわずか3本しかない

伝説の日本映画監督、山中貞雄の名作

河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)

 

実は、私がこの映画を知ったきっかけは

高校時代の同級生で、現在は京都で

時代劇などの演出家として活躍する

宇喜田さんが教えてくれたからです

 

20代後半だったでしょうか

日本映画が嫌いでほとんど観ていない

私に対して、宇喜田さんはガチの映画好き

しかも日本映画が大好きな人でした

 

彼が教えてくれた数々の日本映画のうちの

1本が山中貞雄監督のこの作品で

当時、私はたまたまDVDレンタル屋で

見つけて鑑賞したのでした

 

私が購入した4Kデジタル復元版とは異なり

DVD版は音声が聞こえにくく

傷だらけのフィルムのままデジタル化した

ようなものでした

 

それでも

あの有名なシーンは今でも脳裏に焼き付いています

59分50秒あたりの名シーンです

 

以下は、河内山宗俊のシナリオより抜粋

 

河内山「市つぁん、覚悟はできているだろうな」

  金子市、黙って頷く。

河内山「どう転ンだところで、首の危ねえ仕事だ」

金子市「然し、儂はな、これで人間になった気がするよ」

  河内山、黙って金子市の顔を見詰める……

金子市「儂はな、今まで無駄飯ばかり喰って来た男だったが、

……今度はそうじゃないだろう」

  河内山、頷く。

  金子市、寂しい笑いを浮べる。

金子市「人のために喜んで死ねるようなら人間一人前じゃないかなあ……」

 

 

 

4Kデジタル復元版の本編のセリフは以下

 

河内山「覚悟はできているだろうな。

どう転んだって、首が危ねえ仕事だ」

 

金子市「然し、わしはな、これで人間になった気がするよ」

 

金子市「わしはな、今まで無駄飯ばかり喰って来た男だったが

それがだ、今度はそうじゃないだろう」

 

金子市「人のために喜んで死ねるようなら人間一人前じゃないかなあ……」

 

  金子市、楊枝を真っ二つに折り、食卓に投げる。

  折られた楊枝のアップが映る。

 

(一部、聞き取りづらい部分あり)

 

映画のネタバレはしませんが

さりげないシーンではあるのですが

このシーンだけは忘れらません

 

弟の借金の身代わりに

身売りを強要される姉のお浪(原節子)を

茶坊主の河内山宗俊と

ヤクザに落ちぶれた金子市之丞の

二人の男が命がけで守るという

 

単に自己犠牲を描いたものではなく

人のために自らの命を犠牲にして闘う姿に

ただただ圧倒されてしまいました

 

1936年のモノクロ映画ではありますが

2026年の現在に観ても、この映画の描くテーマ

そしてキャラクターの生き様は

 

現代人が失いつつある何かを

思い出させてくれるような気がしています

 

あくまでも余談ですが

時代も撮影された場所、内容も

全く異なる映画ではありますが

ワイルダーの「アパートの鍵貸します」でも

もし、主人公がへし折ったサングラスの

シーンが残っていたとしたら・・

 

映画の真意がより明確になったのでは?

と考えています

 

現存する山中貞雄監督の3作品は

すべてDVDまたはブルーレイで視聴できます

 

「丹下左膳余話 百萬両の壺」(1935年)

「河内山宗俊」(1936年)

「人情紙風船」(1937年)

 

 

4Kデジタル復元版として

デジタル修復されたバージョンは

音声、映像ともに観やすくなっており

 

東京、池袋の名画座「新文芸坐」で

フィルム上映された「丹下左膳余話 百萬両の壺」

「河内山宗俊」を観に行った時に

ほとんど聞き取れなかったシーンが

復元されていることに驚きました

 

ぜひ、一度ご覧ください

 

 

 

 

 

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最後に

ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!

プーチン支持者に厳罰を!

ウクライナに平和を!

 

イスラエルの軍事侵攻が

早急に終結しますように! 

6月に入ってようやくブログを更新しました

 

最近観た映画の中でもダントツに

良かった映画が

 

ビリー・ワイルダー監督の

「アパートの鍵貸します」(1960年)

原題は「The Apartment」です

 

 

主演にジャック・レモン、シャーリー・マクレーンなど

 

1961年の第33回アカデミー賞にて

作品賞、監督賞、脚本賞など5部門を受賞した作品

 

このアカデミー賞では

「サイコ」のヒッチコックが監督賞にノミネートされ

アラン・レネ監督の「二十四時間の情事」の脚本家

マルグリット・デュラスが脚本賞にノミネートされており

そうそうたる面々が揃っていたんですね

 

この「アパートの鍵貸します」は

お恥ずかしながら私が初めて観た

ビリー・ワイルダー監督作品になります

 

内容のネタバレはしませんが

 

ラスト近くのシーンで

主人公は自分のおもいどおりに

出世コースを歩み始めたにも関わらず

なぜいきなり上司の命令に背くのか?と

 

それまでの展開がリアリティあふれるもので

とても良かったのに、なぜ?唐突に

「人間」らしく生きようと思ったのか?

 

映画的と言えばそれまでなんですが

 

通常なら一呼吸おくか、もうひとつ

ステップがあって主人公の心境が

ガラリと変わるなら理解できるのですが・・

 

よくある「三流映画」のように

主人公が突然、途中でキャラ変をして

それまでの物語を台無しにしてしまう

という印象が拭えず

 

こうなったら

オリジナル脚本を読むしかないと思い

英語版の脚本は翻訳するのに時間が

かかり過ぎるため

 

ネットで検索して出てきたのが

この本でした

 

 

 

 

論創社から出版されている

町田暁雄氏が翻訳した

日本語訳と丁寧な解説付きの

「アパートの鍵貸します」の

オリジナル脚本です

 

 

 


 

肝心のシーンをこの脚本で読んだところ

ほぼ完成版の映画シーンと同じで

セリフも全く同じでした

 

ただし

その前のシーンで

オフィスに戻った主人公バクスター(バド)が

自分のサングラスを真っ二つにする

というシーンが本編では丸々カットされている

とのこと

 

そのくだりを読んで

私はああーなるほどと思いました

 

もしも

この主人公がサングラスを

真っ二つにするシーンが残っていたのなら

 

最後の最後で、主人公が上司に逆らうという

些細な抵抗の理由が納得いくものに

なったのだろうなと

 

当然のことながら

主人公が上司に反発をする理由は

カットされたシーンがなくても理解は

できるのですが

 

なぜ、そのタイミングでなのか?

なぜ、今なのか?を考えると

とても不自然なシーンだと私は考えるからです

 

自分のアパートを数時間、上司とその愛人に

貸し出し、いわゆる簡易ラブホのようにして

恩を売りながら、平社員から自分のオフィスと

役職付きの出世街道を歩もうとする主人公

バクスター(ジャック・レモン)の野望と

 

主人公が密かに恋心を抱くエレベーターガールの

キューブリック(シャーリー・マクレーン)は

実は主人公の上司シェルドレイク(フレッド・マクマレイ)

の愛人であり、彼女もまたシェルドレイクの妻となり

社長夫人になる野望を抱いている女だったという

 

決して結ばれることのない

男女2人の野望が交差するなか

 

なぜ主人公のバクスターは最後の最後に

「人間」らしく生きようと思ったのか?

 

それは

おそらくバクスターが自分のしてきたことに

嫌気がさしたのではないのか

 

また、自分が好きだったキューブリックも

再び上司のシェルドレイクに奪われていく

ことに対する怒りや情けなさもあったのではないか

 

さらに自分の出世のことばかり考えるあまり

バクスターが本当に求めているものが

何であったかに気がついたのではないか

 

などなど考察することはできます

 

当初、私が勝手に想像したのは

バクスターが自分の部屋を使わせないと

反旗を翻した理由は

 

自分が愛するキューブリックを

女性を性の対象としか見ていない

上司シェルドレイクの懲りない性分に

呆れ果てて、反抗したのではないか?

 

また

シェルドレイクは奥さんと離婚して

キューブリックを妻として迎えると

言ってはいるものの、実は愛人のまま

据え置こうとしている態度に怒りを覚えて

反抗したのではないか?

 

と考えたわけです

 

しかし

その部分があまりにもサラリと映画では

描かれているため、どうにも納得がいかないなぁと

 

オリジナル脚本を読んでは見たものの

やはり主人公がなぜ鍵を貸さなかったのか?

そこの理由は明確に描かれていないのです

 

本作はいわゆる「名画」と呼ばれる

映画の中でも傑作の中に入る一本だと思います

ただ、やはり最後の最後のシーンがどうにも

腑に落ちない

 

その対極として

日本映画の「名画」の一本である

伝説の映画監督、山中貞雄監督の

「河内山宗俊」(1936年)という

映画のワンシーンに

 

 

浪人でヤクザの用心棒に成り下がった男

金子市之丞(中村翫右衛門(3代目))が

「ようやく人間らしく生きることができます」と

いつも加えている爪楊枝を、真っ二つに折り

 

その折られた爪楊枝のアップが映るシーンがあります

 

この折れた爪楊枝のシーンだけで

金子市之丞という男がこれから

どう生きようとしているのか

男の覚悟が映像として伝わってきます

 

決して比較するわけではありませんが

映画は映像でみせる芸術である以上

映像でしか表現できません

 

セリフではなく

ワンシーンひとつで物語の真意を

表現しなければ、映画を観ている人を

納得させることができないものだと考えています

 

 

ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します」

ブルーレイはこちら

 

 

 

 

 

日本では販売されていませんが

海外では4K ULTLA ブルーレイ版が販売中

ただし日本語字幕なし

 

 

 

 

 

 

もう一度、この映画を観て

自分が気が付かなかった点について

考察していきたいと思います

 

 

こちらは

山中貞雄監督の「河内山宗俊」(1936年)

4Kデジタル復元版ブルーレイが販売中です

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後に

ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!

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早急に終結しますように!