STUDIO F+

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映像製作スタジオ STUDIO F+ スタジオエフプラスの公式ブログ

気がつけばもう7月

ブログやX、インスタの更新もしないまま

いったい何をしているのか?というと

 

現在、STUDIO F+(studiofplus)では

ドキュメンタリー映画の製作中でして

 

大まかなあらすじ、構成はできたものの

そこからどのように展開させるのか?

などなど

 

かなりの時間をかけて製作中です

 

そこで最近はもっぱら映画や

ドキュメンタリーを自宅で観ておりまして

 

最近はキューブリック作品を見返したり

チャップリン作品を見返したりなどしてます

 

今回は2019年11月に日本公開された

スタンリー・キューブリック没後20年特別企画として

公開されたキューブリックのドキュメンタリー映画

2本をご紹介します

 

今回はまず1本目として

イタリアで製作されたドキュメンタリー映画

「キューブリックに愛された男」(82分)

を紹介します

 

 

原題は「S is for STANLEY」

2016年 イタリア製作

 

監督はアレックス・インファセッリ

出演はエミリオ・ダレッサンドロ

 

これは30年間にわたってキューブリックの

身の回りの世話をし続けた、専属運転手の男

エミリオのドキュメンタリーで

 

もともとはレーサー志望だったエミリオが

映画「時計仕掛けのオレンジ」に登場する

巨大なペニスのオブジェを運搬した事を

きっかけに、キューブリックに気に入られ

 

そこからキューブリックの私的な買い物から

家に飼っていた猫や犬の餌やりなどなど

次々に無茶振りをするキューブリックに対し

 

ひたすらに献身的な仕事をするエミリオ本人の

インタビューを中心に描かれていくもの

 

キューブリック映画で実際に使用された

小道具などを今も大切に保管している

エミリオ

 

あの映画「シャイニング」のホテル内で

使用されていたカーペットは今でも

エミリオ夫婦の住む家のリビングに

敷かれていたのには驚きました

 

このドキュメンタリーでは

キューブリック本人の姿が映っている

シーンはほとんどないのですが

 

素朴な語り口でキューブリックとの

思い出を語るエミリオの姿を見るにつけ

実直な人柄が伝わってきます

 

キューブリックの遺作となった映画

「アイズ・ワイド・シャット」(1999年)で

トム・クルーズが立ち寄るキオスクの

店員役としてエミリオが出演していたとは!

 

これは

キューブリックの好意でエミリオと奥さんを

映画に出演させたとのこと

 

私が大分で映写技師を務めた最後の映画が

「アイズ・ワイド・シャット」だったので

とても驚きました

 

最近DVDで見返すと

確かにラスト近くのシーンに

エミリオが耳当てをつけて店員役で

チラリと登場していました

 

1999年3月7日にこの世を去った

スタンリー・キューブリック

 

完璧主義者とも言われ

納得するシーンを撮影するまで

数ヶ月だった予定の撮影スケジュールを

1年以上も延長するなど

 

通常では考えられない方法で

映画を製作し、傑作を世に残した

キューブリック

 

マスコミ嫌いでほとんど

キューブリック自身が写っている映像が

残っていないなか

 

第三者の視点として映画の巨匠

キューブリックの実像に迫る

貴重な証言ドキュメンタリー映画だと思いました

 

もう一本のドキュメンタリー映画

「キューブリックに魅せられた男」については

また後日、ブログで

 

余談ではありますが

キューブリックのドキュメンタリーとして

貴重だと言われている作品の一つに

「Kubrick By Kubrick」(2020)があります

 

このドキュメンタリー映画は

フランスの映画評論家Michel Cimentの

インタビューに答えるキューブリックの

音声テープを元に構成されたもので

 

日本ではNHKのEテレで一度放送されたようで

このドキュメンタリーはまだ観れていません

 

私がキューブリックにハマった理由は

おそらく、今まで見たことがない視点や

構成で映画を見せてくれる唯一無二の

映画監督のひとりだからだと思います

 

 

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最後に

ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!

プーチン支持者に厳罰を!

ウクライナに平和を!

 

イスラエルの軍事侵攻が

早急に終結しますように! 

最近は他のSNSで記事を書くことが増えまして

なかなかブログまで手がまわりません・・

 

さて今回のブログは海外で公開された

日本映画の海外版チラシをご紹介します

 

 

 

これは

日本映画「続・深夜食堂」の香港公開版チラシ(表)

 

香港公開時の映画のタイトルは

「深夜食堂2」Midnight Diner 2

 

私が仕事で香港に行っていた時に

立ち寄った映画館に置いてあったもの

 

チラシのサイズは

日本のチラシより小さめで

B5サイズのような感じ

 

 

「続・深夜食堂」の香港公開版チラシ(裏)

 

裏面には中国語で

映画に登場する料理のレシピが

掲載されています

 

「豚肉湯」は「豚汁定食」のことで

「焼肉定食」はそのまんま

「炒鳥冬」はなんと「焼きうどん」だそう

 

「鳥冬」で「うどん」とは・・

 

日本語も中国大陸から来た漢字を

独自にアレンジして使っていますが

本場中国語の漢字はなかなか難しい・・

 

「深夜食堂」は安倍夜郎の原作漫画を

実写ドラマとしてテレビと

Netflixのシリーズにて放映されたもの

 

映画版は日本では

第1作目が2015年に公開

2026年11月に「続・深夜食堂」として

第2作目が公開されました

 

 

このチラシ

なかなかおしゃれな作りになっており

「めしや」の扉を観音開きで

開く構造になっています

 

チラシ上部に

「全城食客期待 2016 最窩心美味話題電影」

とありGoogleで翻訳によると

「街中の食通たちが、2016年で最も心温まる、

そして最も美味しい映画を心待ちにしている」

という意味だそう

 

うーん、やはり中国語は読めそうで読めません・・

 

そう言えば・・

香港の街を歩いていた時に

香港名物の二階建てバスの横にも

大きな「深夜食堂2」の広告が

張り付いていたのを覚えています

 

この「深夜食堂」という日本発のドラマは

中国、台湾、香港、韓国などで人気があったそうでミュージカル化や中国では映画化もされたとのこと

 

 

 

 

 


 

「食」にまつわるドラマだと

超人気作の「孤独のグルメ」が既にありますが

 

「深夜食堂」では

実在するお店の料理を紹介するのではなく

東京、新宿ゴールデン街の片隅にあると

設定された架空の食堂「めしや」に

集う人々の人間模様を人情豊かに描いています

 

香港の人も

この映画にヤクザ役として

「孤独のグルメ」の主人公

井之頭五郎を演じる松重豊さんが

サングラスをかけて登場していることに

気がついていたりするんでしょうかね

 

日本オリジナル版の映画チラシと

比較して見ると海外版のチラシとの違いが顕著にわかるのでとても面白いですよ

 

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山中貞雄監督作品「河内山宗俊」(1936年)の

4Kデジタル復元版ブルーレイを購入しました

 

 

先に書いた

ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します」

のブログでも書きましたが

 

現存する映画作品はわずか3本しかない

伝説の日本映画監督、山中貞雄の名作

河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)

 

実は、私がこの映画を知ったきっかけは

高校時代の同級生で、現在は京都で

時代劇などの演出家として活躍する

宇喜田さんが教えてくれたからです

 

20代後半だったでしょうか

日本映画が嫌いでほとんど観ていない

私に対して、宇喜田さんはガチの映画好き

しかも日本映画が大好きな人でした

 

彼が教えてくれた数々の日本映画のうちの

1本が山中貞雄監督のこの作品で

当時、私はたまたまDVDレンタル屋で

見つけて鑑賞したのでした

 

私が購入した4Kデジタル復元版とは異なり

DVD版は音声が聞こえにくく

傷だらけのフィルムのままデジタル化した

ようなものでした

 

それでも

あの有名なシーンは今でも脳裏に焼き付いています

59分50秒あたりの名シーンです

 

以下は、河内山宗俊のシナリオより抜粋

 

河内山「市つぁん、覚悟はできているだろうな」

  金子市、黙って頷く。

河内山「どう転ンだところで、首の危ねえ仕事だ」

金子市「然し、儂はな、これで人間になった気がするよ」

  河内山、黙って金子市の顔を見詰める……

金子市「儂はな、今まで無駄飯ばかり喰って来た男だったが、

……今度はそうじゃないだろう」

  河内山、頷く。

  金子市、寂しい笑いを浮べる。

金子市「人のために喜んで死ねるようなら人間一人前じゃないかなあ……」

 

 

 

4Kデジタル復元版の本編のセリフは以下

 

河内山「覚悟はできているだろうな。

どう転んだって、首が危ねえ仕事だ」

 

金子市「然し、わしはな、これで人間になった気がするよ」

 

金子市「わしはな、今まで無駄飯ばかり喰って来た男だったが

それがだ、今度はそうじゃないだろう」

 

金子市「人のために喜んで死ねるようなら人間一人前じゃないかなあ……」

 

  金子市、楊枝を真っ二つに折り、食卓に投げる。

  折られた楊枝のアップが映る。

 

(一部、聞き取りづらい部分あり)

 

映画のネタバレはしませんが

さりげないシーンではあるのですが

このシーンだけは忘れらません

 

弟の借金の身代わりに

身売りを強要される姉のお浪(原節子)を

茶坊主の河内山宗俊と

ヤクザに落ちぶれた金子市之丞の

二人の男が命がけで守るという

 

単に自己犠牲を描いたものではなく

人のために自らの命を犠牲にして闘う姿に

ただただ圧倒されてしまいました

 

1936年のモノクロ映画ではありますが

2026年の現在に観ても、この映画の描くテーマ

そしてキャラクターの生き様は

 

現代人が失いつつある何かを

思い出させてくれるような気がしています

 

あくまでも余談ですが

時代も撮影された場所、内容も

全く異なる映画ではありますが

ワイルダーの「アパートの鍵貸します」でも

もし、主人公がへし折ったサングラスの

シーンが残っていたとしたら・・

 

映画の真意がより明確になったのでは?

と考えています

 

現存する山中貞雄監督の3作品は

すべてDVDまたはブルーレイで視聴できます

 

「丹下左膳余話 百萬両の壺」(1935年)

「河内山宗俊」(1936年)

「人情紙風船」(1937年)

 

 

4Kデジタル復元版として

デジタル修復されたバージョンは

音声、映像ともに観やすくなっており

 

東京、池袋の名画座「新文芸坐」で

フィルム上映された「丹下左膳余話 百萬両の壺」

「河内山宗俊」を観に行った時に

ほとんど聞き取れなかったシーンが

復元されていることに驚きました

 

ぜひ、一度ご覧ください

 

 

 

 

 

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