ここ数か月は
国立研究機関の紹介動画の編集を行なっており
次回作の自主映画製作の準備時間が
取れない日々が続いていました
ようやく少し余裕が出てきたので
STUDIO F+(studiofplus)の
次回作映画のロケハンに出かけてきました
今までは
マイクロフォーサーズで撮影してきたのですが
フルサイズで撮影するかどうか検討中
フルサイズにすると
手持ち撮影の際かなり重たくなります
またレンズもかなり高価になり
ボディとレンズを新しく購入すると
予算が高額に・・
今年は予算がないので
とりあえずは今まで通りでと
さて
ある映画記事を読んだ個人的な感想を書き綴ります
ある日本の若手アニメーション演出家が
スターウォーズ関連のアニメーション製作をした時に
ハリウッド式の演出方法を目の当たりにして
驚いたという内容でした
以下はその記事の抜粋です
「今回、ルーカスフィルムのチームと協議を重ねる中で
日本のアニメとは違うスタイルでより多くの人に
ドラマを伝えられる演出メソッドがあるんだと
非常に強く実感しました。
特に日本では感情をセリフで
語りすぎる傾向がありますが
現実で人は感情をそこまで明確に言葉にしません。
だから言葉に頼らず、環境や音楽を使った感情表現や
心情演技としてのアニメーションの動き
陰影の明暗や情景描写などさまざまな要素を通じ
ドラマの感情を伝えるスタイルを改めて
ロジカルに勉強させてもらって
『あ、これが世界基準の演出なんだ』と実感しました」
この日本人の演出家はルーカスフィルムから
いままでの日本のアニメ演出方法ではなく
「世界基準の演出」を学んだとあります
私はこの記事を読んで
日本のアニメーションは世界でも人気なのでしょうが
映像演出については、一部のアニメ
高畑勲氏、宮崎駿氏、大友克洋氏などを除いて
最近の日本のアニメは内容、演出ともに
とても幼稚なレベルだと感じていたので
この若手日本人演出家はこれまで何を学んで
アニメーション演出をしてきたのだろうか?と
疑問に感じたのです
日本、アメリカで大ヒットしている「鬼滅の刃」しかり
最近のアニメは動きそのものや、感情までを
セリフで語りすぎる傾向があります
これは明らかに原作漫画をそのままアニメに
置き換えただけのもの
実写映画もそうなのですが「映像で見せる表現」とは
一体何かを知らずに演出をしているお粗末な演出家が
かなりの数いるのだろうと思います
特にアニメーションの表現方法のひとつとして
よく使用されるAfter Effectを多用した
派手なエフェクトシーンを売りにしたものや
ただキレイな画と見栄えだけがいい激しい動き
といったテクニックだけで観客を騙している
作品がいかに多いことか・・
かつて放送された「漫勉」で「童夢」「AKIRA」の
漫画家、大友克洋先生が語っていたなかに
「俺は漫画を見て漫画を描いているんじゃない。
映画や音楽といった様々なものを見て漫画を描いているんだ」と
私は漫画家ではありませんが
映画監督としてこの言葉はとても
重要な点を指摘していると思います
今の日本の漫画家や若手アニメーション演出家たちの多くは
漫画やアニメしか知らない人が多いのでは?
漫画やアニメはまず「画」が上手い人が優遇される世界
ただし「画」が上手い人が、そのまま上手い演出家か?
と考えると、それは違うのだと思います
上手い絵(画)は描けても、人々を魅了する
「物語」を語れるのだろうか?と
これは実写映画でも同じで
綺麗な映像は撮影できても
映画としての演出力、脚本力は
別物だからです
この2つの力を同時に持っている演出家は
実写映画は撮影を監督自らすることはないので
なかなかいませんが
日本のアニメーション監督なら
やはり宮崎駿監督になるのでしょう
(高畑勲監督は自ら絵は描かないので)
実写映画は撮影はともかく
脚本力と演出力の両方を兼ね備えた
日本映画の監督で言うと
脚本は共同制作をしてはいますが
黒澤明監督や小津安二郎監督などで
北野武監督は脚本、監督をひとりで行う
稀な監督だと言えるのではないでしょうか
映像表現に正解はないという事を前提に
書き綴ってきましたが
日本のアニメ演出家たちは
もっと多くの事を学ぶ必要があるのでは
ないかと思います
私個人、映画監督として作品を作る上で
フィクション映画作品はあまり鑑賞しません
むしろドキュメンタリーを観たり
ノンフィクション小説をよく読みます
特にニュース記事や気になった出来事は
徹底的に読み漁ります
かつて日芸大学院でお世話になった
映画監督の松本俊夫先生から言われたのは
「君は映画を観ていないねぇ。
映画製作をするのに、映画を観ずに作るなんて
無謀なんだ。映画作品を他者の映画を観ずに
全部自分ひとりの力で作ったオリジナル作品だと
言う人は「おめでたい人」で、そんなことは
ありえないんだよ。映画を作る上で、他者の
作品を観て、そこから何かしらの影響を受けて
改めて自分の作品として作り上げていく。
これが基本なんだよ」と
そこから毎週、私と松本先生二人で
先生がチョイスした古典映画作品を授業中
鑑賞することが始まりました
私は「観ないといけない映画作品」は
必ず観ようとこれまでも務めてきました
映画製作や演出をする上で大切なこと
基本的なことは松本俊夫監督だけではなく
宮澤誠一先生からも教えて頂きました
それが
今の自分につながっているのだと思います
今でも演出力、物語力、撮影力をつけるために
必死になって、演出方法の本を読んだり
過去の名作映画を観たりと努力を続けています
あとは人間観察をよくします
「人」を描こうとしているのに
「人」を知らなければどうやって
人間を描けるのかと思うからです
特に人と人の一対一の会話には
力を入れており
その人の人となりを会話の中から
探ろうとします
現在、Vimeoで配信中のSTUDIO F+の映画
「香港から来たダイアナ」の脚本を描くときも
メインの出演者にじっくりとアンケートや
質問をぶつけて根掘り葉掘り、話を聞いた上で
キャラクターを作り上げていきました
中村拓さん演じる「長安」が野球をしていたのは
彼自身が実際に大学まで野球をやっていた経験を
そのまま脚本に落とし込んだものであり
佐藤ダイアナさんが中国語を教えるのも
実際に教えた経験があると聞き
坂井先輩演じる、山本剛さんが関西弁なのは
彼が関西出身であり、流暢な関西弁を話す方が
山本さんのお芝居が自然に見えるからです
このように
映画「香港から来たダイアナ」はドキュドラマという
形式で描いた作品であり
「香港民主化デモ」といった実際起きた出来事を中心に
リアリティを損なわないように丁寧に描いたつもりです
異文化交流の肝は、一対一の「対話」であり
そこにしか同じ「人間」として共感を感じる術は
他にないのだと思っています
国家間が政治的な立場の違いなどによって
対立し合ったとしても
劇中に描いた
ダイアナと長安が中国語講座を通じて知り合い
「対話」を通じてお互いを理解しようとする姿こそ
問題解決する唯一の方法ではないかと考えています
映画「香港から来たダイアナ公式サイト」
Vimeo配信サイト
STUDIO F+のInstagram
https://www.instagram.com/studiofplus
STUDIO F+のX(旧ツイッター)
新STUDIO F+のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCC4wXKHJNR-HkZJ7onE2BLw
旧STUDIO F+ (studiofplus) のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCSeu73OYeDYByrTerpmJNTQ
STUDIO F+公式ホームページ
https://studiofplus.wixsite.com/studiofplus
最後に
ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!
プーチン支持者に厳罰を!
ウクライナに平和を!
イスラエルの軍事侵攻が
早急に終結しますように!





